奥山氏によるORIZURUの手描きスケッチ (クリックで拡大)
最初は折り紙で作った
「ORIZURU」の完成品 (クリックで拡大)
best of the bestのトロフィーと表彰状 (クリックで拡大)
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私のスケッチ
このコラムでは毎回第一線のプロダクトデザイナーの方々に、製品化されたモノの初期のスケッチを披露していただきます。デザイナーは何を骨子とし、それはどのように製品に投影されていったのでしょう。
日本の伝統的な折り紙をモチーフとした椅子。
僕が折り紙で作った模型を元に、成形合板を職人に曲げてもらった。これまでの常識では作れない形。
匠の技と職人の意地が作りだした椅子は450キロの静荷重にも耐え、成形合板ならではの「しなり」を生かしたクッション性も備えており、見た目のインパクトだけでなく、実用的で快適な座り心地の椅子といえる。
●ORIZURUがドイツred dot design awardの「best of the best」を受賞!
「ORIZURU」が、red dot design award 2010において、最高の賞である「best of the best」を受賞、7月5日にドイツのAalto Theaterで表彰式が行われた。
red dot design awardは、1954年に設立されたドイツの「Design Zentrum Nordrhein Westfalen」が主催する、世界で最も権威のあるデザイン賞の1つ。主にプロダクトデザインの分野から世界的に優れたデザインを評価し、推進する目的で、過去2年以内に製品化されたデザインを対象とし、デザインの革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性など9つの基準から審査される。2010年は世界57ヶ国から過去最高の4252点が応募があり、ORIZURUが受賞したbest of the bestは、その中で頂点に位置する賞となっている。http://www.red-dot.de/ (2010年7月20日追記)
編集部より:以下に関連記事があります。
プライウッドによる自在なデザインが魅力のインテリア「天童木工」 (2ページ目)
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