3D Systems Corporationは、次世代のプロフェッショナルシリーズの3Dプリンタ「ProJet 3500」(写真上)8機種とプリントマテリアルの「VisiJet」9種類を発表した。機能プロトタイプ、医療分野、自動車、航空宇宙用の精密鋳造パターンや型として応用することが可能。
ProJet 3500は、「マルチジェット・モデリング(MJM)」プリント技術を元に、量産グレードのプリントヘッド、進化したマテリアル管理システム、そして新しい直感的なタッチスクリーンのユーザインターフェイスを搭載、超高精細のリアルプラスチック・パーツとワックスパターンを、高品質で生産する。
ProJet 3500用の新VisiJetRプリントマテリアルは、機能テスト用ハードプラスチック、ロストワックス精密鋳造・ラピッド生産専用のワックス、宝飾品・歯科技工・医療インプラント専用のデジタル生産用マテリアルまで幅広いアプリケーションをカバーする。「ProJet 3500」は業界で唯一、5年間のプリントヘッド無償保証付き。
同社はまた、2012年1月3日付けで経営統合したZ Corporationの新製品「ZPrinter 850」をリリースした。従来のZPrinter 650の2倍の造形サイズと同品質のプレミアムカラープリント性能を備えたZPrinter 850。より広い造形エリアによってさらに高い生産性、そして鮮やかなフルカラーによって、デザイナーや設計者、建築家がよりクリエイティブに、大きなモデルを素早く造り出すことを可能にした。
Nikeのモデルショップ/RPマネジメント、Dave Schwirian氏は、「当社ではフットウェアのデザインをノンストップでZプリントしています。造形能力の拡大は、社内R&Dチームの要求に応えるために大変役立ちます。ZPrinter 850は、さらに大きくカラフルなプロトタイプが必要とされるスポーツ機器という新たな活用方法も可能にしました。私は、この新たなインハウス性能に対する大きな需要があると確信しています」と述べている。
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