product design WEB Design Competition 2013  
写真:審査会の様子
 
  受賞作品 応募作品の詳細はこちら  
  大賞
1名 賞金10万円
すべての応募作品の中から最も優れた作品に授与

該当作品なし

●受賞者からのコメント
この度は、大賞をいただきありがとうございます。自分が一番驚いています。審査をしてくださった方々、このコンペティションに携わってくださった方々、皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございます。今回の受賞に恥じないよう努力を重ね、またみなさんの目に留まるようなおもしろいデザインを今後も提案していきたいと思います。本当にありがとうございます。
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  U22賞
1名 賞金5万円
学生および22歳以下の応募者の中から最も優れた作品に授与

該当作品なし
 
   

 
 
  優秀賞
各1名
 
 
  アプリクラフト賞セラミック・ジャパン賞(佳作) 1名  
   
No.16 「夫婦湯呑“まげ”」平賀直武(28歳)
●評価ポイント
木材、金属、陶磁器でも展開を期待できる、素材を選ばない形での提案が素晴らしいと思いました。使う人の好みや、ニーズにも対応でき、実際に使っている空間を想像させてくれました。製品としての実現性が高く感じられた作品です。大切な子どもを揺りかごであやすという言葉にデザイナーの温かい心を感じました。(代表 大橋正之)

●受賞者からのコメント
この度は、セラミック・ジャパン賞に選出いただき、ありがとうございました。大橋様のコメントは正直照れくさいですが、コンセプトをご理解いただけてとても嬉しく思います。仰る通り素材はいろいろ展開が可能で、今回提案したものは優しさを表現するために木製としました。元々このフォトフレームはデザインコンペに応募するためではなく、この母子の幸せに満ちた写真を入れるに相応しいフォトフレームが世の中にないため、商品化したいとデザインしたものです。最後に、素晴らしい機会をいただきました各企業様、並びにpdweb様に感謝申し上げます。

 
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  能作賞  
  NO.50 「NIPPON」本井康敬(37歳)
 
 
 
  ハコア賞  
  NO.50 「NIPPON」本井康敬(37歳)
 
 
 
  ハコア賞  
  NO.50 「NIPPON」本井康敬(37歳)
 
 
 
   
審査員企業賞は受賞作品をそのまま製品化するものではありません。受賞者は審査員企業とコミュニケーションすることで実現を目指してください。なお「審査員企業賞 佳作」に関しましては、製品化を前提とせず、そのアイデアやデザインの可能性を評価されたものとなります。
 
 
   

 
 
  Kom&Co.Design賞(佳作)
各1名
 
 
  solidThinking賞(CADソフト「solidThinking」)  
   
No.11「mokumetter」小林達也
●評価ポイント
上品で美しく、魅力的なデザインです。日本文化との融合が“都”を感じさせ、見ているだけでも心が和む作品です。捺印を求められた際にこの朱肉が出てくると、捺印する前に思わず手にとって見てしまいそうですね。(提供:アルテアエンジニアリング株式会社)

●受賞者からのコメント
この度は、スポンサー賞であるsolidThinking賞をいただき誠にありがとうございます。票をいただいたのが銅・錫メーカーの能作様であったことも意外であり、また大変光栄に思っております。今回の受賞を励みに、さらなる良いものづくりにチャレンジしていこうと思います。関係者の皆様方、本当にありがとうございました。

 
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  スペースクレイム賞(CADソフト「SpaceClaim」)  
   
No.48「Edge」橋場康人
●評価ポイント
ちょっとしたことだけれど、”支えてあげたい”という気持ちが伝わって来る作品です。安定的に使えそうだな、と直感的に感じることができるシンプルな仕組みでその思いを具現化したこと、およびこれからの社会も見据えている、という点に共感を覚えましたので、賞を授与します。(提供:スペースクレイム・ジャパン)

●受賞者からのコメント
この度は、スペースクレイム賞をいただき、ありがとうございます。今回の応募作品も含めて、3Dモデリング技術などの勉強が足りないと感じていたため、副賞のSpaceClaimをご活用させていただくことで、アイデアだけでなく形にする力を身につけていきたいと思います。審査員の方々の講評を拝見し、モノが溢れている中で、モノを作る意味と向き合う必要性とモノ作りの夢の力の必要性を感じました。ありがとうございました。
 
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入選作および採点結果

○評価基準(テーマ「明日のカタチ、生きたカタチを求めて」に基づく)
(1)カタチ(形状と色、素材)とアイデア(機能、独自性、エコ)・・・10点満点
(2)実現性(作りやすさ、売りやすさ、使いやすさ)・・・・・・・・・10点満点
合計20点満点
以下の採点は(1)+(2)=合計点の順


●セラミック・ジャパンの採点

No.45「YURA」(平瀬尋士/45歳)・・・・・・・・・・・・・・
No.49「Rib Drip」(井藤隆志/44歳)・・・・・・・・・・・・・
No.02 「Dispwall」(笠井信一郎)・・・・・・・・・・・・・・・
8点+7点=15点
8点+6点=14点
7点+7点=14点

審査企業賞
No.16 45 「YURA」

●能作の採点

No.51「花びより」(カジ エンゲイ/37歳)・・・・・・・・・・
No.08「Boshi cup & saucer」(辻本真理子/27歳)・・・・・・
No.26「ICHIYA」(亀井隆昭/26歳)・・・・・・・・・・・・・
8点+9点=17点
8点+8点=16点
7点+6点=13点

審査企業賞
該当作なし


●仁秀の採点

No.26「ICHIYA」(亀井隆昭/26歳)・・・・・・・・・・・・・
No.09「SPONGE SOFA」(辻本真理子/27歳)・・・・・・・・
No.49「Rib Drip」(井藤隆志/44歳)・・・・・・・・・・・・
No.55「Landscape in Cup」(門脇太一/31歳)・・・・・・・・

9点+8点=17点
8点+8点=16点
8点+7点=15点
8点+7点=15点

審査企業賞
該当作なし


●菅原工芸硝子の採点

No.26「ICHIYA」(亀井隆昭/26歳)・・・・・・・・・・・・・
No.25「Guu hammer」(亀井隆昭/26歳)・・・・・・・・・・
No.04 「Cafe Cup」(奈須田友也/26歳)・・・・・・・・・・・
8点+6点=14点
7点+7点=14点
6点+4点=13点

審査企業賞
該当作なし


入選作の得点

No.26「ICHIYA」(亀井隆昭/26歳)・・・・・・・・・・・・・
No.49「Rib Drip」(井藤隆志/44歳)・・・・・・・・・・・・・
No.51「花びより」(カジ エンゲイ/37歳)・・・・・・・・・・
No.08「Boshi cup & saucer」(辻本真理子/27歳)・・・・・・
No.09「SPONGE SOFA」(辻本真理子/27歳)・・・・・・・・・
No.45「YURA」(平瀬尋士/45歳)・・・・・・・・・・・・・・
No.55「Landscape in Cup」(門脇太一/31歳)・・・・・・・・
No.02「Dispwall」(笠井信一郎)・・・・・・・・・・・・・・・
No.25「Guu hammer」(亀井隆昭/26歳)・・・・・・・・・・
No.04「Cafe Cup」(奈須田友也/26歳)・・・・・・・・・・・

44点
29点
17点
16点
16点
15点
15点
14点
14点
13点

コンペ全体の講評

大橋正之(セラミック・ジャパン)
すべての作品を通じて今年度は、迷わず大賞に推す強力な作品がなく選ぶのに苦労しました。またアイデアのみのデザイン提案も見受けられ、このデザインコンペの趣旨にそぐわないものも見受けられました。全体的に画像データでの提案が多かったように思いますが、実際に立体に起こした作品での提案が増えることを期待します。また、製作過程および、商品展開する際に問題点を感じる作品もありました。これらの観点から、今回エントリーされた作品の中には、総じて実現性の高い作品は少なかったように思います。特別なアイデアを提案していく一方で、製作時における効率の良い生産方法、商品展開については、ターゲットにする人や場所などに、より詳しい提案が欲しかったです。それらがあることで、商品としての「ものづくり」が、より実現性の高いものになったのではないかと思います。

能作克治(能作)
つい背筋を伸ばしてしまいそうな「ICHIYA」は、書の凛々しい所作を思い起こさせ、失われてしまった食に対する敬意を思い出させてくれそうではないか。回顧でありながら、そうあるべき、という「明日」を提示しているといえる。「花びより」もほんの少し佇まいを正して使いたい、そんなメリハリが日常を潤してくれそうだ。素材であるマットな白磁と朱のコントラストも心地よいわくわく感を生み出すに違いない。「明日のカタチ〜」が本コンペのテーマの一節だが、一昨年の3.11以降、どんな「明日」がわれわれにとって望ましいのか、真摯に向き合おうという傾向がより顕著になっていると感じる。そうしたデザインがやはりよい評価を得ているのではないか。

トミタ・ジュン(仁秀)
1位に選んだ「ICHIYA」は、アイデアもさることながら簡潔で美しい形に仕上げた点で高く評価しました。全体を通して、モノづくりは身近な経験や体験から生まれるということを改めて感じました。これからもこのコンペを通してあっと驚く斬新なアイデアが生まれることを期待しています。

菅原裕輔(菅原工芸硝子)
とても楽しく審査させていただきました。それぞれ「なるほど」と感心させられる点も多くありました。しかし、残念ながら「数々の難題も乗り越えてでも製品化したい!」と吸い込まれる魅力には一歩足りない気がしました。皆様の今後のさらなるご活躍を心より祈念いたします。

森屋義男(pdweb編集長)
審査企業3社の評価で大賞受賞となった「ICHIYA」の亀井隆昭さん、おめでとうございます。また、審査企業賞、スポンサー賞、そして入選された皆様、おめでとうございます。
昨年も書きましたが、本コンペはバーチャルでありながら、デザインする際に、実際のプロの現場で求められるモノ作りのノウハウのすべてが必要となる厳しい賞だと思います。夢物語は不可ですが、現実的すぎるモノにも魅力は感じません。「夢や妄想を現実に落とし込む」…正にプロのデザイナーが日々行っている行為そのものです。だからこそ、「デザイナーとモノ作りの現場をつなぐデザインコンペ!」をテーマに掲げているわけです。最後に、すべての応募者の皆様、審査企業の皆様、そして協賛いただいた各クライアントの皆様に厚くお礼申し上げます。来年もよろしくお願いいたします。
 

 
 
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