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受賞者からのコメント　　→審査委員講評へ

南和宏・・・No.24 「HEAT FLOWER」

この度は、このような素晴らしい賞をいただけたことを大変嬉しく思い、感謝します。また、今回のコンペティションを通して1からデザインを考え直さなければならないと思うことができました。そのような切っ掛けをいただけたことが一番大きな収穫ではないかと感じております。審査員の方々の講評をしっかりと受け止め、これからのデザインに生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

堀本侑佑・・・No.39 「Taco Shower」

この度は、準大賞をいただきありがとうございます。今作品は私自身が日々の生活の中で「どうにかしたい」と感じていたことを直感でカタチにしたものです。アイデアをカタチにするのは難しいことで、造形や表現方法には苦労しました。コンセプトや想いがうまく伝わるか不安でしたが、こうして評価いただけたことで自信につながりました。審査員殿のアドバイスを今後の課題とし、より良い作品を生み出せるデザイナーを目指したいと思います。

○アプリクラフト賞梅花真一郎・・・No.42 「SHIZUKU」、No.43 「Rin」このたびは2作品の選定と2つの賞をいただけたことを大変嬉しく思います。今回の作品では2つともに共通する要素として植物という有機的な美に着眼し、一輪の花が凛と立つ姿を思い描き、デザインしました。この作品を通して自然の豊かさがささやかな癒しにつながればと思います。物としてはまだ欠点があると思いますが、この場とこの賞を私の励みに今後も活動をしていきたいと思います。ありがとうございました。

○solidThinking賞山本雄亮・・・No.51 「DOCPING」この度は、このような素晴らしい賞をいただき、まことにありがとうございます。しかし喜んでばかりもいられません。アイデアや発想を先行するあまり、美しい形状にするというポイントが抜け落ちてしまったこと、そしていつのまにか3Dソフトに頼ってしまっていた自分に気付き、反省をしました。今回の受賞は賞賛ではなく警告と考えます。いろいろと勉強させていただいた素晴らしいコンペでした。ありがとうございました。

○イーフロンティア賞魚野愛・・・No.49 「spin」この度はこのような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。今回の作品はずっと前から暖めていたもので深い思い入れがあったので、このコンペで入賞できてとても嬉しく思います。作品の特徴である曲面はデザイン性が優れた物にしたいと考え、いかにこの作品が美しく見えるかを追求したものです。今後は今回ご指摘いただいた電源・スイッチなどのディテールもプラスして、より良い作品に仕上げていと思います。

○ローランドディー.ジー.賞二階堂翔太・・・No.92 「monosashi」

▲ローランドディー.ジー.賞（http://www.rolanddg.co.jp/）によるモデル出力。MDX-540で切削（材料はPOM）。手仕上げはなし。
目盛部分はIllustratorのデータから透明フィルムに銀のインクでプリントして貼っている（クリックで拡大）私自身、このような賞を受賞するとは思ってもみなかったので正直、このような賞をいただき驚いております。日常のちょっとした不便をカタチで解決できないかという切り口で提案した今回の提案がこのような評価をいただけたことはデザイナーとしてとても喜ばしい事です。今回の結果をバネにさらに良い提案ができるようこれからも努力して参ります。この度は本当にありがとうございました。

○MAXON／株式会社ティーエムエス賞辻中輝・・・No.55 「LINE」この度はこのような素晴らしい賞をいただき本当に嬉しく思います。審査員の方々の講評を読み、自分がアイデアから、美しさや実現性を考えずCGで形にしてしまったこと気付かされました。そしてCG技術に頼っている自分に深く反省しました。今回の賞でCINEMA 4Dの最新版をいただき、よりCG技術を高めたいと感じると同時に、実現性、形の美しさを意識し、デザインできるように努めたいと思います。ありがとうございました。

箭野遥・・・No55 「Shirase」この度は自分の作品を審査していただいたこと、そして作品が審査員の方々の目に留まったことを嬉しく思います。私が目指していることは、カタチにとらわれたデザインではなく、さまざまな要因を解決し、そして、偶発的に美しいフォルムを生みだすことです。そこにはまだまだ至らない点が多いですが、今回のコンペから得たことを生かし、これからも精進して参ります。ありがとうございました。

星剣一・・・No55 「Odette」昨年にづづいて入選できたことを大変光栄に思います。1人乗りの自動車という特殊なテーマで評価を得られたことが、特によかったと思います。非対称形の3輪自動車は、左右の旋回挙動が一致しないという、乗り物としては致命的な癖をもっているのですが、サイドカーの愛好者たちは、この癖をドライビングプレジャーとして受け入れています。この考え方は盲点であり、形の妥当性を示す、逆説的な証左とも言えます。安全性への疑問から姿を消してしまった、三輪タイプの乗用車なども、もう一度見直してほしいものです。復活すれば、路上の風景ももっと楽しくなることでしょう。