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このページでは、編集後記や編集部からのお知らせを掲載していきます。



▼2014年12月1日

去年が「還暦」でしたが、1年遅れて今年の方がそれに相応しいような年でした。かつてオーディオメーカーに在籍していたせいなのか、「インテグレート(統合する)」という言葉が妙にお気に入りで、いつか自分の仕事もさまざまな結果や出来事が統合されて「おおきな塊」を形成してくれるのではないかと思っていました。今年はピジョンから赤ちゃん用品と介護用の車椅子そして道路灯など対象年齢も幅広く(すごく広く)公共性も高い仕事が多くありました。そういった意味では、わたし個人に止まらず「プロダクトデザイン」の可能性を広げる一翼を担ったように思っています。領域もそうですが、北は新潟、南は熊本まで仕事をさせていただいている会社も広範です。最近では奈良市のピーアールの仕事もはじまりました。こうやって書いていると「拡大」しながら「統合」されているというふしぎな有り様でもあります。(アキタ)

今回は、個人的な今年の10大プロダクトを列記してみよう。順位をつけるのはなかなか悩ましいところもあり、時間がかかりそうなので、順不同ということで。
・3Doodler
・Bukito 3D Printer
・OSMO(iPad用教育ゲームシステム&アタッチメント)
・Neo Smartpen N2(次回のコラムで紹介)
・Structure Sensor(モバイル3Dスキャナ)
・PFU ScanLite
・PFU ScanSnap iX100
・Pluggy Lock(イヤフォン端子差し込み型のストラップホルダー)
・Sphero Ollie(Sphero社のロボティックトイ第2弾)
・iPhone 6 Plus
(K.O.)

11月の誕生日で大台にノってしまいました。一方で高校の同窓会の幹事を4月からしていて、そこではひよっこ扱いです。今年を振り返ろうとしたらソチオリンピックが今年のことで愕然としました。みなさま良いお年を。来年もよろしくお願いいたします。(片山)

今年もいろいろな出会いがあり別れもあった。初対面から意気投合してプロジェクトを立ち上げるまでに至る場合や、30年ぶりの再会で初めて飲み友達になるものなど。コミニュケーションに理屈はいらない。本務校には、さまざまな障がいを持った学生が通う。学食でも車椅子や白い杖、手話で会話する者たちなど日常茶飯事。ある日、白い杖を持った男子学生が女子学生に誘導されて、手話で歓談するグループの席についた…。私たちが考えるほど、コミニュケーションに先入観の理屈はいらない。たくさんの出会いを来年も期待しよう。(クラマサ)

今年は本当に早かった。今の事務所に引っ越してきて、年が明けたかと思えば夏が来て、忙しくて「休みは秋に」と思っていたらもう11月という感じ。忙しかったのはリストラで人手がなくなったからで、特に景気が良くなった感じはしない。しかし、経費削減の効果はじわじわ現れた感もあり、ようやく趣味に金をかける気にもなってきたが、時間の余裕が生まれるのはまだまだ遠い感じである。「このままではいかん」と何かを変えるべく思案するが結論出ず。一番大きな変化はタバコをやめたことかもしれない。(芝)

あ! という間に11月も終わり、2014年も残すところ1ヶ月になってしまった。ついこないだ新年を迎えたばかりだと思っていたのに。月日がたつのが早すぎる。残り1ヶ月で何ができるだろうか。スケジュール帳を開いてみると、予定がたくさん書き込んであった。ライブ、お芝居、展示会や女子会など。悔いのない2014年にするために精一杯楽しもうと思う。(鈴木)

2014年も後1ヶ月。今年もいいことも、そうでないこともいろいろありました。来年もきっとそうでしょう。できればいいことの方を多めにお願いします! さて、2014年を振り返ってみると、まずpdweb関連では、今年初頭から建築も含めた立体デザインを扱うWebメディアに拡大しました。年鑑書籍の「デザイナーズFILE」も同様です。またグラフィック関係ではWebサイトWannabe.jpと年鑑書籍の「ジャパン・クリエイターズ」を創刊しました。そして写真関係では5年目のProCameraman.jp、年鑑書籍の「プロカメラマンFILE」も3年目となりました。各クリエイティブ界に向けたメディアを発信することに幸運を感じるとともに、やらなくてはいけないことの半分もできていないことにもどかしさを痛感しています。2015年も限られたリソースの中で、できることを1つずつ積み重ねていきたいと思っています。(森屋)


▼2014年11月1日

ハロウィーン向けにSpheroに被せるパンプキン風のカバーを3Dプリンタで作り、データをThingiverse に初めてアップしてみた。すでに100名近くの方々にダウンロードしていただいているが、今後の反応も楽しみだ。(K.O.)

たけしのCMでおなじみのDMM.makeのお披露目に行きました。本気の機械が沢山でした。まだユーザーと一緒に試行錯誤していく部分もありそうですが、いろいろ使いやすいサービスもあるようです。3Dプリンタ、貸し工房、シェアオフィス、一時の流行にならないように活かしたいなあと思いました。秋葉原の街並もすっかり様変わり、駅前はガラス張りのビルがキラキラ、未来都市のようです。(片山)

ハロウィンパーティーがかなり定着した日本ですが、こんな所でも!? 驚きました。お寺主催で開かれているとは! 住職の落語やギター&バイオリンのアコースティックライブなど盛り沢山な楽しい宴に、なんとも親しみやすい現代のお寺の姿を見ました。(末吉)

先週の26日、ハロウィン直前の日曜日だけあって、下北沢の商店街では、たくさんの子供たちがかぼちゃの小さなお菓子入れを持ってはしゃいでいた。女の子は今年大流行の「アナと雪の女王」のアナ、エルサのドレスを着て、男の子は「トイストーリー」のバズライトイヤーやウッディが多かった。仮装した子供たちがキャッキャッとはしゃぎながら走っている姿はとてもかわいらしく、お菓子を持っていたら、迷わずかぼちゃのお菓子入れに投げ入れていただろうと思う。(鈴木)

JIDA(公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会)東日本ブロックのインハウス委員会とデザインプロセス委員会の共催企画として進めている「IDイノベーション 連続セミナー」の第3回が10月22日に行われた。今回のテーマは『共通語をつくる』ということで、篠田真貴子さん(東京糸井重里事務所 取締役CFO)を講師にお招きして「ほぼ日」社内でのコミュニケーションを題材にクリエイティブと言葉の関係に迫っていただいた。企画をアップする際においても、日々の業務をこなしていく上でも「うれしい」と「うそをつかない」が等価にある社内の空気感が伝わり、考えさせられる項目の多い会となった。(ナカバヤシ)

10月31日、東京・秋葉原で行われた「DMMデザイナーズセミナー」に行ってきた。「DMM.make AKIBA Center」のオープンのプレイベント的内容で、3Dプリンタ関連のセミナーとDMM.make AKIBA Centerの設備(3フロア)の見学会という内容。すでに各種ニュースでも紹介されているが、pdweb目線の詳細も後日レポートをアップします。ひとまず、「モノ作り関連のすべて」を集約した同施設には圧倒された、とだけ言っておきます。(森屋)



▼2014年10月1日

10月1日からビックサイトで開催される「国際福祉機器展2014」にピジョンタヒラのブースに手がけた車椅子2種が展示されます。今から17年前「これからは福祉にまつわる製品が注目されるだろう」と思ったわたしはこの「国際福祉機器展」に自己紹介のリーフレットを持参して会場のさまざまなブースで仕事につながる事はないかと探しましたが、思ったような成果は得られませんでした。同じ場所の向い側で開催されていた「自販機ショー」をなにげなく見ていた時に目に止まったのが「セキュリティーゲート」の試作機でした。そのモデルに惹かれたので、説明員の方に話しかけたことがきっかけで仕事をさせていただいたのが、六本木ヒルズで採用されたセキュリティーゲートだったのです。なにがきっかけになるか分からないというお話。(アキタ)

ロボティックボール「Sphero」用のアクセサリ(主に、走行時のカブリもの的なカバー)を3Dプリンタで作るのが、なかなか楽しい。そういえば、こんなものもPolyFlex樹脂(造形後に柔軟性を維持できる3Dプリンタ用素材)を使って出力したところ、実体化してみると、案外サイズが小さいことが分かった。(K.O.)

以前ソニーのデジカメ、α7のデザインに関して今一つ物欲をそそらなかったと書いたが、「S」が発売されてカウンターパンチを食らった気分である。フルサイズのイメージセンサーは何と1,220万画素しかない。つまりその分高感度でISO409600まで設定可能。そこまでの感度は使わないにしても25600でもかなり高画質。空が暗ければ1/4秒で十分に銀河も写るし、明るいレンズを付ければ流行のタイムプラスムービーもコマ1/4秒でかなりの星空が写る。短時間露出で十分なので、連射して画像をコンポジットするのも苦にならなそう。今までの天体撮影の概念をガラリと変えてしまうスペックである。「天体写真は時間に余裕がないと撮れない」などと言い訳ができなくなってしまった。(芝)

ほっ。と美味しい「すり流し」なるものに出会いました。人生初のすり流しは、羽田空港内のHitoshinayaさんで。お店は洗練されたデザインで、お土産屋が連なる空港ロビーとは思えません(空間設計:松井亮氏)。料理はというと、出汁がこだわりらしく、席に着くとお冷と一緒にお出汁が振舞われました。美味。日本人の心の故郷。帰ってきたなーという安心感に包まれましたが、私は帰郷する親戚を見送りに来ただけでした。いつか海外帰りに寄りたいです。(末吉)

先日、ついに私のiPhoneが5→6へグレードアップしました。友人から教えてもらった「iPhone5バッテリー交換プログラム」。やった! バッテリー交換だ! と喜んでいたのもつかの間。「故障扱いとなりまーす! バッテリー交換ではなく修理でーす!」と言われてしまいました(もちろんアップルの店員さんはこんなお気楽ではない)。何故だ!? そして、私は思い出したのです。iPhone5に変えて一週間ほどで、水没させていたことを。一瞬電話が使えなくなったものの、自力で復活させていたのです。そのあとは普通に使えていたので何にも気にしていなかったのですが、まさかこんなところに落とし穴があるなんて! 今回もまだ変更してから一週間も経っていないけれど、お尻ポケットに入れて曲がった! という報告があがっているので、気をつけたいと思いました。(鈴木)

先日、iPadでの使用を前提にワコムの「BAMBOO STYLUS fineline」を購入した。ペン先の細さと筆圧機能を売りにしたスタイラスペンだ。9月上旬に同時に発表された中には、10月初旬発売になる上位機種の「INTUOS Creative Stylus 2」もあるが、こちらはプロ/ハイアマチュア向けというポジショニングの商品。職業的には後者だけれど、まずは「fineline」を同ブランドのiOS用ノートアプリ「Bamboo Paper」との組み合わせで使い始めている。確かに1.9mmのペン先から細い線が描けるのは魅力的で使いやすいのだが、ペン先と描画している線とのズレがないわけではない。”描く”という感覚の繊細さを改めて認識することになった。(ナカバヤシ)

10月になりました。今月31日まで「pdwebデザインコンペ2014」の作品のご応募をお待ちしています。今年は20代限定というコンセプトですので、若手の方はどんどんご応募ください。若い人がデザインの世界にデビューするきっかけにできればと思っています。イメージとしては昔のテレビ番組「スター誕生」とか「イカ天」でしょうか…たとえが古すぎて、肝心の20代の方々には分かりませんね。ともかく当コンペをステップアップのための踏み台にご利用ください。皆様からのたくさんのご応募をお待ちしています。(森屋)


▼2014年9月1日

デザインに年齢があるのか? これはある意味難しい問いですが、最近自分が老齢のお仲間に入ろうとしていることもあり以前よりも老人という存在が「リアル」に見えてきました。具体的にそういう人たちがみえるようになって気がついたのは見かけは別として気持ちが若いおじさん(おじいさん)の多さです。そういう人たちにシルバー向けという振り分けはどうも合っていないように思えてきます。これまで老人は「やさしくする対象」でしたが、そういう気遣いだけではその気持ちは「拾えない」そういう時代がすぐそこに来ているのかと思います。なぜこんな話をするかといえばもう少しすれば、わたしがそういう気持ちをこめた製品が登場するからに他なりません。(アキタ)

夏休みの課題(?)として、かねてから考えていた3Doodlerと100円ショップアイテムの組み合わせで何かを作ることに挑戦し、トリオの3Doodlers(またの名をドゥードゥル三兄弟)が完成した。テンプレートを見ながら、それぞれ3Doodlerで伊達メガネ、ギター、東京タワーを作ったという想定の、動くマスコットである。この三兄弟を含む3Doodler作品が、2日間で10万人規模の来場者があるというNPO法人CANVAS主催の「ワークショップコレクション10 withモノづくり体感スタジアム」(青山学院大学にて8月29、30日の開催)の3Doodlerブースで展示された(残念ながら筆者は会場に行けなかったのだが…)。(K.O.)

大学同僚の経済学科の先生の計らいで、2週間モニター借用をしている日産リーフを体験走行させていただいた。一般の試乗と違い、生活の中で使用することで見えてくるさまざまな使い勝手を先生が細かく説明して下さった上での走行は、一味違った経験だった。航続距離に不満が残るが総合的に良品だと言える。がしかし、普及した時の発電所の問題は、どう解決するのだろうか?(クラマサ)

つい最近クライアントから変わった依頼があった。弊社でデザイン設計した製品のモックアップを作ってくれと言うのである。ごく普通の内容だが、そのために3Dプリンタを買って送ると言う。そのお値段は7万円弱、確かに外注するより安い。どんなオモチャが来るかと思っていると、届いたのは50センチ四方もあり、金属フレームをすべてインジェクションパーツで覆った、まるでコピー機のような構造、とても7万円弱には見えない。しかし使って見るとそれなりで、出力の出来栄えもさることながら、かなり手のかかる代物であった。台湾のメーカーらしいが、300万台を売る計画だとか。ターゲットは一般家庭だと言う。いったい誰が、何を作るために使うのか? どうやってモデリングをするのか、ピロピロと音を出しながら積層していくプリンタを見ながら。頭の中は疑問でいっぱいになってしまった。(芝)

KENDAMA。昨年辺りから本格的にブームとなっている「けん玉」。けん先にこそナイスインした思い出はないが、それでも大中小ある皿に上手く乗せることができた時には、なんとも言えない爽快感がありました。今では色やデザイン、素材もさまざまでディスプレイ用に集めるのも楽しそうです。「もしかめ」が英語でHIPHOPアレンジされることを期待しています。(末吉)

今のiPhone 5に変更してから、まだ2年たっていない。何でこんなに充電が減るのが早いんだろう? いくら私のiPhone依存症が酷いにしても、これはありえないだろうと思っていた。充電を100%にして家を出ても、職場につくころには60%くらいになっている。おかしい、もうこれはお金をかけてでも電池パックを変えてやる! と、思っていたところ、友人から、「iPhoneのバッテリー交換してくれるかも、不具合みたい」というメール。急いでApple公式サイトへ飛んでみた。iPhone 5バッテリー交換プログラム」を発見。日本では29日より交換手続きが開始するそうだ。いったいどれほどの人が対象なのか分からないが、私も早めに手続きして快適なiPhoneライフを過ごしたいものだ。(鈴木)

8月19日(火)に、鹿児島市が主催している「かごしまデザインアカデミー」にてレクチャーの依頼を引き受けたことで初めて鹿児島を訪れた。鹿児島空港から市内へ向かう道はほぼ下り坂。カーブの途中から頂上が雲に覆われた桜島の輪郭が見え、市内の土地の起伏がイメージできた。夏は風向きの関係で市内に向かって火山灰が降るとのことだったが、今年は珍しく降らずに8月が終わりそうだ…という声が聞けた。「プロジェクトをデザインする-商品開発とデザインをかたちづくる7つのアクション-」と題したレクチャーを終えた翌日は、鹿児島中央駅から九州新幹線で博多を目指した。木材を随所に使ってある新幹線のインテリアは秀逸だった。気がつけば夏も終盤である。(ナカバヤシ)

9月18日に玄光社から、私が編集と主な執筆を務めたムック「大人のカバンの中身講座」が発売されます。いわゆるモノ系のムックではない、かといって人物にスポットを当てるわけではない、あくまでもモノ視点で、「選ぶ」という部分にフォーカスしたムックです。著書にならないようにさまざまな工夫をしたので、そのあたりを見てもらえると嬉しいです。(納富)

9月になりました。さまざまなデザイン関係のイベントが開催される秋ですね。弊社では今年も「デザイナーズFILE 2015」の制作準備に入ります。2014年に生まれたプロダクト、インテリア、建築などを記録していく年鑑です。すでに過去の本書がそうであるように、数年経って改めて眺めると、作品傾向、ツール、流行など、その年ごとの特徴が不思議と見えてきます。皆様の今年の成果をぜひ誌上で発表し、残していってください。詳細は後日、DMおよびpdweb上にて告知いたします。
また、「pdwebデザインコンペ2014」の締め切りは10月末です。今年のコンセプトは「20代だけのデザインコンペ」。若い才能をアピールするステージを用意します。20歳から29歳までのデザイナー、学生、社会人の皆さんのご応募お待ちしています!(森屋)


▼2014年8月1日

現在掲載中の「プロダクトデザイン温故知新」も5回目のアメリカ編前半まできました。この回がProduct Design WORLDに掲載されていたのが、2006年の事でした。アメリカのデザインについてどう書いたものか苦心した事を思い出しますが、改めて見ると興味深い内容に映りました。ひとつには、デザインについてだけでなくその社会的状況についての説明が多い事と、翌年に発売されたアップル社の「iPhone」が世界中から圧倒的に支持されている「現在の状況」とも関係していると感じました。ヒット商品が生まれる事によってアメリカの過去のデザインの話もまた新たに見直したくなる。そういう興味が文章を見る目に影響していると思えるのです。(アキタ)

アドビのInkとRulerの取材をした際に興味深かったのは、同社初のハードウェア製品であると同時に、より広いAdobe IDの活用を考えていることだった。自社サービスIDによる囲い込みは、すでにアップルやグーグル、アマゾンなどが進めているが、Adobe IDの今後の展開にも注目したい。(K.O.)

お伊勢参りに行ってきました。式年遷宮の翌年である今年は、「おかげ年」といってご利益も増すらしい! お参りをして、のんびり森林浴もできて、美味しい伊勢うどんや赤福氷を堪能。エナジーチャージはばっちりです。明日からまた頑張ろうと家に帰ってはっとしました。どうやらiPhoneの充電器を落としてしまったようです。とほほ。これは「デジタルデトックスしなさい」という天照大御神さまの仕業だと思い込むことにしました。早起きしてプチ瞑想を始めてみようと思います。(末吉)

先月買った我が家のバジルですが、梅雨をやっと乗り越えることができました。ゲリラ豪雨に襲われ、水没してしまったバジル。太陽の光を浴びてなんとか復活してくれました。しかし、喜んでいたのもつかの間、梅雨明けし、やっと太陽が連日顔を出してくれるおかげか、我が家の! バジルに! なんと! 虫が! おいしそうな青々とした葉が、見るも無残な姿に。虫に食われた葉をちぎっていると、うっそうとしていたバジルがなんだか寂しい状態になってしまいました。バジルは一年草でまだまだ収穫できるはずなので、肥料をふやしたり、水をしっかりあげて元気に育てていこうと思います。(鈴木)

今月上旬にドイツを訪れることができた。鉢植え植物用水分計「sustee」がRedDot賞を受賞できたことから、その授賞式に参加するためだ。デュッセルドルフへの直行便はB-787。ほぼカーボンファバーで作られた航空機を体験できたという”おまけ”も付いた。地の利や認知度もあるのだろうが、授賞式参加組は欧州メーカーやデザイナーが多いものの、AppleやSONYなどからもインハウスデザイナーが来場していた。デュッセルドルフから電車で30分ほどの街「エッセン」。そこにある世界遺産「ツォルフェライン炭鉱業遺産群」内にあるRedDotミュージアム。公式ディナーパーティーやデザイナーズナイトもあり、短い滞在期間だったものの、交流や発見のある旅になった。(ナカバヤシ)

編集部にある冷蔵庫は約50センチ四方の小さなタイプだ。製氷室が庫内全体を冷やす簡易的なもので、2リットルのペットボトルがなんとか2本入る。この時期残念なのはアイスクリームや冷凍食品が溶けてしまうことだ。そこで、このサイズの冷凍冷蔵庫はないものかと、量販店、ネットを調べたがどうも見つからない。かといって冷蔵庫を置くスペースは、ガス台下の60センチ四方のスペースのみ。超コンパクトな冷凍冷蔵庫は、小さなオフィスや独身者、あるいは自室用にニーズはあるような気がしますが、いかがでしょうか?(森屋)


▼2014年7月1日

まもなくLED式の道路灯が発売されます。長い間デザインに関わっていますが、はじめて製品化される「照明器具」が道路灯という事になります。幹線道路で使われている道路灯はおよそ高さが10メートル程あるのですが、LEDと拡散レンズの発達はすばらしく道路灯を40メートル間隔で設置してもその間に「暗がり」が出来ないそうです。
LEDは本体を薄くできる事も大きなメリットですが、今回の製品は照明灯部分の厚みが3センチ程しかありません。おそらく10メートル上空に設置された街路灯はポールの先についた小さくて薄い板にしか見えないでしょう。
技術の進歩は、モノの存在感をどんどん消していくものだと思っていまが、今回の製品は「消える道路灯」ではないかと思っています。(アキタ)

3Doodler、LIXに続いて、今度は紫外線硬化型でヒートアップしないタイプの3Dプリンタ、CreoPopのプロジェクトも立ち上がった。実際の出荷は、LIXと同じく2015年の初頭になりそうだが、こちらは先端から出力される樹脂の直径が約3mmと結構太い。これにより、まさに3Dペンも一般のマーカーのように、太字(CreoPop)、中字(3Doodler)、細字(LIX)で使い分けたり、インクに相当する素材の違いで選ぶ時代が、思った以上に早く到来しそうだ。(K.O.)

趣味資源の集中で、天文に1本化するつもりだったが、いやまだそのつもりだが、電子工作の虫も騒ぎだしてきた。原因はラズベリーパイ。ARMのCPUが載った基本LINAXベースのDIYコンピュータだ。アルディーノもそうだが、とにかくコンセプトが明快で開発環境もすばらしい。若いデジタル世代の人たちはそれらの利便性を最大限に享受していながら、実はその中の仕組みに興味が無い人が多い。そうした事に対する危機感を抱いたイギリスのエンジニアたちがボランティアで作り上げたシステムだそうである。脱帽である。日本はどうか。SAKURAなるものはあるが、何か志が違う気がする。(芝)

ひょんなことから、編集アシスタントをさせていただくことになりました。何も分からないゼロの状態ですが、毎日ステキな写真やデザインにふれることができて幸せです。そんな私はつい最近、スマホの待ちうけ画面を変えました。もうすぐ7月なので…竹久夢二の「七夕」。見ているだけで、うっとりします。こんな女性になれますように!(末吉)
最近、我が家に新しく仲間が加わりました。バジルの苗木です。雑誌の占いに6月22日に植物を買うと良いことがあると書いてあったので、わざわざその日迄待って買いに行きました。花屋の前をうろうろしていると、「こちら、雨の日価格でお安くしますよ」と、土の交換と鉢をおまけしてくれました。早速いいことがありました。これからも良いことだけは信じていこうと思いました。(鈴木)

これだけデジタルカメラが普及し、そのバリエーションも多彩なのに、何故か欲しいと思える機種がない。そこで、自分が欲しいカメラの仕様を考えてみた。目的は、イベント取材やインタビューなど仕事に活用でき、プライベートにも使える小型軽量デジカメが欲しいのです。サイズ、重量は今のスマホと同じくらい、厚みも2センチ以内が望ましい。マイクロフォーサーズ~APS-Cサイズの1,200万画素以上のセンサー、沈胴式の広角側24mmの光学10倍ズームは必須。Wi-Fi対応、iOSは無理そうなので、Andriod内蔵で、クラウドやSNSに直結したいです。言い換えれば、ようするにハイエンドのコンデジを内蔵した小型タブレットですね。(森屋)


▼2014年6月1日

先日、長大作先生が逝去されました。柳宗理さん、渡辺力さんにつづき戦後のプロダクトデザインを支えられた方がまたひとり旅立たれました。長先生とは、十数年前にいろいろな展示会やパーティーでお会いする機会がありましたが、その行動力にびっくりしたものです。そんなイベントのひとつでお話をさせていただいた時に、先生が言われた『まともなデザイン』という言葉が今でも鮮明に思いだされます。「時代の要請」という言葉は耳さわりが良いですが、時間をこえて残り得る「まともな製品」をデザインしなくては、「良い後進」にはなれないと思い今デザインをしています。(アキタ)

3Dペンの3Doodlerには、すでに中国などから悪質なコピー商品が出てきているが、3Dプリンタのヘッド部分を独立させて手で動かすというアイデア自体は知的所有権では縛れないため、しっかりした対抗製品も登場しつつある。今年後半に量産開始予定のイギリスのLIXは、やや太くて重いという3Doodlerの難点を解消した製図ペンに近いサイズの製品で、非常に細い線を描くのに適している。逆に、面で構成したり、メカニズムを伴う作品をその細さで作るのは難しい。3Doodlerとしても対抗製品は考えているはずであり、おそらく今後は、マーカーの太字・中字・細字のように、3Dペンも用途・目的別に使い分ける時代が来るはずだ。(K.O.)

JR横浜線は、八王子や甲信地方で生産された生糸を横浜へ輸送することを目的に、明治41年(1908年)に開業した路線。加えて、今年の2月には26年振りという新型車両E233系の導入があった。中央線などですでに導入されているタイプの車両で、ユニバーサルデザインを考慮した…というスタイリッシュな車両だが、LED照明の輝度が高すぎな感じもあったり、朝晩の乗降客数に対して車両数が少ないのでは…との声も聞く。とはいえさすがに最低週3日の往復での利用からはアウェイ感がなくなってきた今日この頃です。(ナカバヤシ)

梅、桜、つつじ、紫陽花、そしてこれからはアサガオ、向日葵・・・春から夏にかけて、季節の花々が気持ちを豊かにしてくれますね。それにしても、植物も動物もそうですが、自然の造形というのは、なぜ完璧なのでしょう? コンピューティショナル・デザインは自然とは対極にありながら、もうひとつの完璧な造形を目指している気もしています。人の脳内イメージの拡張機能として、コンピューティショナル・デザインの行方が気になっています。(森屋)


▼2014年5月1日

先日久しぶりに自動車雑誌のインタビューを受けました。免許を持たない私が、10年前に3年近く自動車雑誌にエッセーを書いていたことがありました。タイトルは「内装向上委員会」。月に一度、発売されて間もない、いろいろなクルマの「助手席」に乗ってその感想を書いていました。わたしが助手席から見た感想の大部分は、走りではなくてその居心地でした。「ドライバーは乗っているクルマのカタチは分からない」そんな当たり前のようで哲学的な事実を知り、ますます乗った人にとって大事なのは、内装のグレードと完成度だと思いました。あれから10年。今でもあまり意味のないメッキを使ったパーツがあったりして、内装の大切さはまだ認知されていないと感じました。でもそれは自動車に限らずプロダクト全般の縮図です。(アキタ)

3Doodlerの開発元であるWobbleWorksより、自作した作例のアイデアや質を評価され、"Master 3Doodler"の公認タイトルをいただいた。3Doodlerは、買えば誰もが同じように使えたり、一定の恩恵に与れる昨今の電子機器の在り方とは方向性が異なっている。それだけに、ガジェット系メディアなども、「少し触って、こんな感じ」的な記事でお茶を濁すようなことはしないでもらいたいものだと思う。(K.O.)

先月久しぶりに中国出張した。最近は深センばかりだったが、今回は10数年ぶりの宇波(ニンポウ)。直行便のある杭州から車で3時間ほどの所で、このあたりは昔から金型の工場が多い。そして、食事が合わない。とにかく味がない。仕事をさっさと終わらせ杭州にもどり、西湖を観光することにした。日曜日だったこともあるがとにかく人が多い。現地の人から「あそこは人の頭を見に行くところだ」と言われたが、そのとおりだった。しかし夕方になって西湖の対岸から眺める杭州の街の夜景はなかなかのものであった。経済成長が鈍化していると言うものの、まだまだこの国は元気なのだと感じた。(芝)

ここ数年の中でも日常のリズムが大いに変化した4月となった。東京造形大学での専任となったことは、これまでのヒト・モノ・コト・バのすべてにリニューアルをもたらした。自身のデザインワークと並行して、10年以上関わってきたデザイン教育の世界だが、専任として関わることの範囲や深さの違いを実感する日々だ。普段は耳にしない種類の鳥の声を背景に、八王子の山は新緑の只中にある。(ナカバヤシ)

「pdwebデザインコンペ」についてです。2年連続で「デザイナーとモノ作りの現場をつなぐ」をコンセプトに開催しましたが、今年のコンセプトがまだ固まっていません。例年、本コンペに応募される皆さんの多くは学生です。コンペは基本的にアマチュアの登竜門ですので、学生は大歓迎なのですが、「デザイナーとモノ作りの現場をつなぐ」というコンセプトとの矛盾にいまさらながらぶつかっています。プロの現場で数年掛けて身に付けていくスキルをコンペに求めるのは、やはり急ぎ過ぎなのではないか。そんな迷いがあります。
若き新しい才能をアピールしてもらうステージとして、本コンペにはもっと別のアプローチがあるような気がします。例えば「手描きスケッチ」、「手作りモデル」、「CADモデリング」…などなど。そんなわけで、今年のコンペをどうするか、もう少し検討させていただきたいと思います。(森屋)


▼2014年4月1日

ブログを書きはじめて10年が経過しましたが、日々文章を書いていて思うのはプロダクトデザイナーは「書けない事」が多い仕事だということです。今関わっている仕事の詳細を書かないというのは当たり前かつ序の口で、煎じ詰めると行動のすべては「書かない方が良い」という結論に至ってしまう。今心の中で最高に盛り上がっている仕事を書けないのはつらいものですが、その気持ちをどう切り替えているかと言えば「すでに販売されたもの」がいまどうなっているかという話がその気持ちを埋めています。まあ傍からは単なる過去の製品自慢にしか見えないのですが、そういう時は案外これからのことを内心思っているのです。(アキタ)

空中に絵を描ける3D造形ペンの3Doodlerが、いよいよ日本でも4月15日から発売される。KickStarterで一足先に入手した大谷も、次々に作るもののアイデアが浮かび、仕事そっちのけで没頭したいところだ。先日、知り合いのハーバード大学の教授にお見せしたところ、即座に、これは子供のプラニング能力を養えるツールであると教育的な可能性を見抜いていた。Fab系の施設などで体験イベントなどできればと考えている。(K.O.)

デザインを担当した鉢植え植物用水分計「sus-tee(サスティー)」が、ドイツエッセンのDesign Zentrum Nordrhin Wastfalenが主催する国際的なプロダクトデザイン賞である”Red Dot Award 2014”を受賞することができました。1月の編集後記でも書きましたが、若き起業家のビジョンをカタチあるものにして、ビジネスのスタートアップを支援するプロジェクトでしたが、この受賞により海外へのビジネスチャンスを橋渡しできる実績を一つ手に入れることができました。(ナカバヤシ)

4月1日、桜の季節。新入生、新社会人の第一歩の日。会社的には新年度の始まりの日。そして今年は消費税8%の初日でもあります。いろんな人が、さまざまなコトが新たにスタートする日ですね。スタートダッシュを狙う人、マイペースで歩む人…人ぞれぞれですが、共通するのは希望だと思います。希望:1.あることの実現をのぞみ願うこと。また、その願い。2.将来に対する期待。また、明るい見通し。仕事的にも個人的にも、ささやかな希望を持ってスタートしたいと思います。(森屋)


▼2014年3月1日

3月から、わたしが過去に書いたあるエッセーがpdweb上で「再掲載」されます。2005年にデザイン専門誌に掲載したシリーズで「プロダクトデザインの歴史」をひもといたもので、デザインの研究者ではなくプロダクトデザイナーの視点から書いたものです。当時書くにあたって講師をしていた学校の図書室で、若い頃に親しんでいたデザイン雑誌のバックナンバーを調べて当時は感じられなかったデザインの発見や再確認をしたことを思いだします。デザインは常に流れて変化していますが、ちゃんとその変化をまとめて残しておきたいという思いで書いたものです。(アキタ)

クラウドファンディングサービスのKickstarterで製品化されたプロダクトに対して、割と早めに日本の代理店が付くケースが目立ってきた。同サービスは、新しい商材を探す企業にとって、契約前に需要予測が立てやすいというメリットももたらしつつあるようだ。(K.O.)

卒業制作展シーズン。大学や専門学校、高校までこの時期に開催される。あちらこちら、はしごしながら見させてもらいながら感じたこと。この数年で、アウトプットのクオリティがかなり向上している。ただ、その部分にアイデアが伴っていないものも多く見受けられるようだ。確かに私の時代(オヤジ臭い言い方?)は、奇麗なモノには、それなりにちゃんとアイデアが活かされていた。しかし、近年のものは、デジタルツールが普及したことで、出来栄えはとてもアナログの時代よりも秀でている反面、アイデアが何か物足りない。出来上がりの表面的なことに力を注ぎすぎて、達成感がそこで終わってしまったのかもしれない。手描きのレンダリングや手作りモックでも、うならせるような先や奥が想像できるアイデアに出会ってみたい。(クラマサ)

自宅近くに事務所を引っ越しして8ヵ月になるが、ようやくドタバタ状態が収束した感である。通勤時間がなくなったとはいえ、人手が減ったのでここまで休みもろくに取れなかったが、「今日は休むか」という気分になったのは本当に8ヵ月ぶりの気がする。となると趣味の虫が騒ぎだす。いろいろ手を出してきたが、このあたりで1本に絞ろうかとも思う。絞るとなるとやはり星かなと、機材関係をネットで検索しまくっている。目標は念願の大型対空双眼鏡。メーカーの保守体制が終了してしまったミードのシュミカセを架台から外し、そこにEMSミラー式の自作双眼鏡を載せ、自動導入、自動追跡双眼鏡にする計画。最低でも口径80mmEDか、いやいや100mm欲しい、フローライトの70mmも捨てがたく、夜な夜な思案が続く。いつ星を見に行けるのだろう。(芝)

先日「最新3Dデジタルツールと感性表現」セミナーに参加しました。「アプリクラフトとCMFデザイン事務所FEEL GOOD DESIGNによる合同セミナー」と題された内容は、グラフィカルアルゴリズムエディターであるRhinocerosのプラグインであるGrasshopperをテーマとした内容で、その活用方法についてのヒントが得られ、今後の3Dモデリングへの可能性を大いに感じることのできるものでした。また、私事で恐縮ですが、2014年4月から東京造形大学インダストリアルデザイン専攻領域での准教授として勤務することになりました。今後ともよろしくお願いいたします。(ナカバヤシ)

このところ、仕事としての原稿ではなく、かといってSNSやBLOGでもないところで、コラムやエッセイを実験的に書く場として、Mediumを始めてみました。Web上でのライティング環境として、中々自由度が高く、また公開のレベルを細かく決められること、段落単位でコメントを付けられること、書いた原稿が読みやすい画面デザインなどが気に入っています。https://medium.com/@notomi で、やっていますので、覗いて見てください。(納富)

もうすぐ春ですね! 今、新連載を準備中です。プロダクト系と建築系のコラムです。3月以降順次掲載していきます。それと昨年ヒットしたホンダの軽自動車「N-ONE」の取材記事も近いうちにアップできます。お楽しみに。

先日、東京・恵比寿で行われたアプリクラフトさんのセミナーに顔を出しました。RhinocerosのプラグインGrasshopper(グラフィカルアルゴリズムエディター)が面白い。回路図のように画面上で機能モジュールをつないでいくことでパラメトリックなモデリングが行える、なんというか、シンセで音作りするみたいな……ビュジュアライズ・シンンセサイザー?(すいません、あまりよく分かっていません)。それと、同セミナーではCMFデザインについても語られました。CMFとは、COLOR(色)、MATERIAL(素材)、FINISHING(加工)の頭文字で、モノの表層の構成要素を指します。これからは、形状や機能だけではなく、カラーリングやテクスチャに価値を見出す時代とか。Grasshopperによる質感モデリングの作例も紹介されました。今までにない、あるいは自然界にない質感の創造というのも、これからのモノ作りのテーマの1つになるのかもしれません。というわけで「コンピュテーショナルデザイン」が端緒についた感があります。いろいろ取材してみようかと思っています。 (森屋)


▼2014年2月1日

出張が少なくないので、どうやって身体を疲れさせないで行って帰ってくるかというのがとても重要なテーマになっている。最初はキャスター付きの旅行カバン、それでも負担がかかるのでショルダー型それでも肩が凝るので今では海外に行く事すら口のばっくり開いたトートバックになってしまった。パソコンは諦めiPad、それでも重いので今ではiPhoneのみ。本は持っていかない。歯ブラシ一本とペンケースとノートとスケジューラーと着替え。荷物は最小限。その最小限の荷物すら可能な限りロッカーにあずけて移動する。かぎりなく「テブラー」な出張姿になっている。(アキタ)

周囲では、Mac Proを発注した(あるいは、発注したい)という声を良く聞くようになった。届くのは、2月になってからとのことだが、実際に触って、その魔力に取り付かれてしまう人は多いようだ。特にプロジェクションマッピングや4KでのVJ的な用途には、モバイル状態で使える必要はないものの、パワーと移動の容易さを両立できるマシンが重宝される。アップルはいち早くそうしたニーズを察知し、あえて内部拡張性を切り捨てても、高付加価値マシンが売れる市場に絞り込んだと考えることもできよう。(K.O.)

最近のミラーレス一眼のデザインにちょっと首を傾げている。問題はフルサイズの素子を搭載したソニーのα7。そのスペックからすると欲しくてたまらなくなるはずなのに、なぜかそうでもない。店で触ってみても「うーん」と言う感じ。問題はやはりデザインなのだろうか。ミラーレスなのになぜか軍艦にペンタプリズムの様な造形がある。EVFなら別にこの形、この場所でなくても、などと思ってしまう。対象となるマニア層は保守的なのだろうか、一眼と言うアイコンなのか、それともデザイナーの怠慢か、この残念な感覚をうまく表現できない。(芝)

プロダクトデザインを担当した鉢植え植物用水分計の「sustee(サスティー)」の第一弾として、水やりが特に難しいとされる「ラン用」が発表されました。電池を使わず、植物の種類によって異なる土の乾湿度を示すpf値に着目し、毛細管現象を利用して水分量を測る製品となっています。20代後半でモノづくりベンチャー「キャビノチェ株式会社」を昨年起業した折原氏のビジョンを具現化する仕事でしたが、筆記用具の金型と成型において実績が豊富なコラボレーション先にも恵まれたことで実現に至りました。2月15日から開催される「世界ラン展」が公式デビューです。(ナカバヤシ)

このところ、リコーの「RD Digital II」をスナップ撮影用に使っていて、このレンズのクオリティならスマホのカメラでは撮れない写真が撮れることを実感。SDメモリカードの代わりに「Eyefi mobi」を入れて、撮った写真はその都度iPhoneに送信して、そこからTwitterなどに上げるのだが、写真のクオリティが上がるだけで、写真アプリ、特にwater logueのような写真加工系がより面白く使える。高画質ではなく高品質な写真とスマホの組み合わせは、遊び甲斐があるようだ。(納富)

今年もすでに1/12が終わってしまいましたが、なかなか仕事が追いつかない状況です。pdwebのトップページをリニューアルし、今年から立体デザイン総合サイトを標榜したのですが、コンテンツのアップが遅れ気味です。いろいろやりたいこと、やるべきことはあるのですが、実際のコンテンツにどのように落とし込んでいけばいいのか、模索中でもあります。
それと、「デザイナーズFILE 2014」はこれから印刷工程に入ります。2月末~3月初旬には全国書店に並ぶ予定です。もうしばらくお待ちください。(森屋)


▼2014年1月7日

以前あるインタビューで言った「機能を増やすには技術がいるが、機能を減らすには哲学がいる」という言葉がネット上で反響がずっと続いている。この言葉は会社に属していた1986年頃に関わっていた高価なCDプレーヤーをデザインしていた時に、「音の性能を上げるためには、利便性を排除しなければいけない」という話の中で思いついた言葉だった。33歳にしては「老成」した若者だったと今更思う。それから27年後の今でもこの言葉が通用するのは困ったことでもあるけれど、わたしにとってもっともロングライフなデザインはこの言葉なのかもしれない。(アキタ)

半年間、8回(最終回は講評会)に渡って行われ、生徒の立場で参加していたFab系ワークショップのFab Starters Guideが無事に終了した。2014年は執筆と並行して、個人的な作品作りにも一層取り組んでいければと思う。(K.O.)

年内最後の大きなプレゼンが終わりその結果を考察すると、関係する業界では確実にリーマンショックから脱出していることが伺える。根から吸い上げた水が葉脈の先まで届きつつあるのだろう。恒例のこの時期に届くお便りの表書きに「源泉徴収票在中」の文字。クリスマスソングが街中から聞こえなくなると、新年を迎える準備が一気に加速した。(クラマサ)

3分割してアタッシュケースに入るエレキギター「SGT-3DPEG」が欲しくて堪らない。小型ギターばかり持っていて、次には、もう少しちゃんとした50歳が持ってて様になるモノをと思っているのに(と言っても、ジャガーとかSGとかだけど)、ギミックの方に惹かれてしまう。万年筆もパイロットの「ジャスティス」とか「キャップレス」ばかり欲しくなったり。多分、わざわざ無理なことをアイデアと技術で突破したような製品が好きなのだ、いくつになっても。(納富)

2013年は、私にとっては素晴らしく充実した1年でした。最早ダンサーなのではというほど踊りに情熱を注いで、さまざまな人と出会ったり、世界最高峰のバレエをいくつも観にいったり。年末には自身、ベリーで初の4曲を皆の前で披露してなんとか成功させ、さらに技術や表現を身につけたい、と気持ちを新たにさせられました。それから、フィギュアスケートのオリンピック日本代表最終選考には、テレビの前で最後まで大興奮! おのおので違ったドラマがあり、それを思うと演技を見ながらまた涙を誘われ…の繰り返し。一瞬の美とテクニックに賭けるひたむきさに、思わず引き込まれてしまいました。2014年は現地時間の2月7日からソチ五輪開催なので、今から世界を舞台にしたその激戦が楽しみ。と、同時にその頃には目下編集中の「デザイナーズFILE2014」も完成間近になっているはず…。どうか皆様、もうしばらくお待ちくださいね。2014年も皆様にとって、実り豊かな1年でありますように。どうぞよろしくお願いいたします!(野々村)

新年明けましておめでとうございます。少し変更したpdwebのトップページはいかがでしょうか? フォントサイズもデフォルトで大きくしたので、見やすくなったのではないかと思います。今年からサブタイトルを「プロフェッショナルデザインの総合サイト」に変更しました。プロダクトデザインのみならず”立体デザイン総合サイト”として、徐々に間口を広げていければと考えています。満8歳になるpdweb.jpを、今後ともよろしくお願いします!(森屋)


●2013年までの編集後記のバックナンバーは以下まで
http://pdweb.jp/oldpdweb/editor/editor.shtml

●2013年までのお知らせのバックナンバーは以下まで
http://pdweb.jp/oldpdweb/editor/index.shtml

●2013年までのpdwebメールマガジンのバックナンバーは以下まで
http://pdweb.jp/oldpdweb/editor/mail_mag.shtml



「デザイナーズFILE2015」刊行のご案内とお願い

本年も、2015年3月の刊行を目指し、「デザイナーズFILE 2015」の制作を計画いたします。

本書は昨年版より本のサイズをB5判とし、掲載ジャンルに建築が加わり「立体デザイン」の総合的な年鑑にパワーアップいたしました。おかげさまで業界唯一の定番本としてご評価をいただいております。

皆様のこの1年間の仕事の足跡、日本のプロダクトデザインの2014年の記録として、ぜひ製品や作品を掲載いただければ幸いです。

本書は誠に恐縮ですが、皆様から掲載料を頂戴し、その分、本書を10冊(掲載料と同額の冊数)、皆様に献本するシステムを取らせていただきます。

以下をご一読いただき、参加のご検討をいただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

●仕様
書名:「デザイナーズFILE 2015」
プロダクト、インテリア、建築、空間などを創るデザイナーズガイドブック

体裁:B5判/オールカラー/300ページ
本体価格:3,100円 [本体2,870円+税]
刊行予定日:2015年3月
発行部数:3,000部(予定)

取り扱い出版社:ワークスコーポレーション
全国主要書店およびamazonなどネット書店系にて発売。

●掲載料
・掲載料:31,000円(消費税込み)/B5判カラー見開き2ページ
(2ページ以上のご参加も可能です)。
※献本数:10冊

●ご参考:
昨年版「デザイナーズFILE 2014」
(ワークスコーポレーションWebサイトより)
http://www.wgn.co.jp/store/dat/3313/

誌面見本:「デザイナーズFILE 2014」冒頭の6ページより
http://pdweb.jp/data/DF2014_P008-009.jpg
http://pdweb.jp/data/DF2014_P010-011.jpg
http://pdweb.jp/data/DF2014_P012-013.jpg

●刊行に先立ち、掲載お申し込みを受付させていただきます。

10月3日(金)までに「掲載申し込み」のご連絡を編集部の以下の専用メールアドレスまでお願い申し上げます。メールの件名欄に「DF2015申し込み」とご記入いただき、メール本文には、住所/氏名/メールアドレス/WebサイトURLをご記入願います。

df2015@pdweb.jp

※なお本書はプロフェッショナルのデザイナーを対象としております。また作品、Webサイトなどを拝見し、編集部による簡単な審査を行わせていただく場合がございますので、あらかじめご了承願います。

●お申し込み締め切り日
2014年10月3日(金)

○刊行が決定した時点で掲載料をお振り込みいただき、制作作業に入ります。

※お申し込みが予定人数(120組)に達しない場合、計画を中止する場合がございます。予めご了承いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

〇ご不明な点はメール(df2015@pdweb.jp)、もしくは電話(03-3375-5395) にてお気軽にお問い合わせください。

以上、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

デザイナーズFILE編集長
森屋義男
(2014年9月19日更新)

 


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