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イタリア生まれのデザインツール
「solidThinking」の最新テクノロジーを知る


第2回:コンセプト設計ソフトウェア「Inspire」

今回は概念設計ツール「Inspire」について解説しよう。

シミュレーションが行える「Inspire」
Inspireは次元モデリングやアセンブリ機能に加え、基礎的構造シミュレーション機能を搭載した、コンセプト設計のためのソフトウェアです。シミュレーション技術をデザイン時に適用することで、構造的かつ経済的な形を初めから検討することができ、のちにデザイン案を繰り返し検証するための工数や材料費、重量など、あらゆるコストの削減などにつながるだけでなく、時として思いもよらない形が見えてくることがあり、デザインコンセプトのヒントにもなり得ます。Altairの最先端CAEテクノロジーによる、シミュレーションが導く新しい設計プロセスはデザインにも有効に機能します。

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▲初期形態
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▲自重と前後左右の荷重を設定
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▲東京デザイナーズウィーク2013出展作品(コロンビア大学・デジタルスタジオ共同)

素早い形状作成と編集
スケッチツールで2次元形状を素早く簡単に作成し、クリック&ドラッグでソリッド形状を押し出します。フェースのドラッグやブーリアン機能などを使用して、作成したソリッド形状を容易に変更することができます。予め作成した他のCADデータから読み込んだソリッド形状についても同様の操作が可能です。

構造シミュレーションを用いたデザインの抽出
スケッチしたモデルがどこで使用されるか、その製品がおかれる環境を模擬したシミュレーションを行うことで、さらに意味をもったデザインを作り出すことができます。
例えばベンチのデザインの場合、始めにスケッチ機能でベースとなる形状を作成した後、そのベンチに人が座る位置や体重を想定した重みをベース形状に設定します。Inspireのシミュレーション機能は設定された条件を読み取り、与えた条件を満たすために必要な部分とそうでない部分とに形を分けることができます。必要な部分を含んだ形で再度デザイン案を作成することで、のちの作業工程にも大きく貢献します(第3回で具体的な事例を紹介します)。

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▲ベース形状に自重と荷重を設定

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▲シミュレーション結果
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▲結果を元にデザインを考案(Evolve使用)
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▲机の大まかな形状に条件を設定

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▲計算の結果、構造的に不要な箇所が削がれる
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▲結果を参考にデザインする(Evolve使用)


デザイナーのセンスを超えたデザインへ
前項で紹介したシミュレーション技術から生み出される最適な形を手がかりに、より軽く、より安く、そしてより良い製品をつくるためのコンセプトを創造します。

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▲シミュレーションは理にかなった有機的な形を導き出します

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▲まさに"Inspire"されたコンセプトデザインが生まれます

Inspireのインターフェイス
○入力
[CADダイレクト] CATIA V4(.model)、CATIA V5(.CATPart、.CATProduct)、ProE(.asm、.prt)、SolidWorks(.sldasm、.sldprt)、NX(.prt) [汎用形式] ACIS(.sab、.sat)、IGES(.iges, .igs)、JT(.jt)、Parasolid(.x_b、.x_t、.xmt_bin、.xmt_txt)、STEP(.step、.stp)、STL(.stl)
○出力
モデル:Parasolid(.x_b、.x_t、.xmt_bin、.xmt_txt)、IGES(.iges、.igs)、STEP(.step、.stp)
結果:STL(.stl)

■solidThinkingの試用版はこちらからダウンロードできます。
http://www.solidthinking.com/ ([ダウンロード] > [試用版の請求])
■問い合わせ
アルテアエンジニアリング株式会社
パートナービジネス事業部 solidThinking担当
solidthinking@altairjp.co.jp


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