┏…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┓ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥       pdwebメールマガジン第4号・・・2010/07/26      編集制作:pdweb.jp編集部 http://pdweb.jp ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ┗…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ● pdwebメールマガジン第4号 目次 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ●リレーコラム:ギョーカイに一言 第4回:小牟田啓博氏 ●データから知る日本のモノ作り2010 第4回:今、デザインの道具を考える・・・その2 ●次回アンケートのお願い ●pdwebデザインコンペ2010のご案内 ●編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■○■pdwebメールマガジンでは広告のご利用をお待ちしています。■○■ 新製品、各種セミナー/イベントの告知や集客などに、ご活用いただけます。 ■○■お問い合わせはinfo@pdweb.jpまで。料金:1行6,000円〜。 ■○■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●リレーコラム:ギョーカイに一言 第4回:小牟田啓博氏 危うし!? 日本のモノ作り。ケータイ製造事情編 中国は東莞より原稿を書いています。 携帯端末の製造企業を訪ねる旅です。 NOKIA端末製造を担うPERLOSと、それから深センにあるFOXCONN。 FOXCONNはiPhoneやiPadの製造で有名ですね。 特にFOXCONNは世界最大の成型メーカーとして有名です。 どちらもグローバルマーケット向けに携帯電話機を開発製造している 企業なのですが、30万人もの従業員数というからその規模感がすごい! それから話を詳しく聞いていると、開発のスピード感がまたすごい! OEM/ODMに徹している企業が故、発注元企業との開発連携は世界トップ レベルなのでしょう。 日本国内では、おこがましくも数々の有数なプロジェクトに携わらせて もらってきた身ではありますが、地球レベルでは当然上には上がいる。 破竹の勢いで成長し続けている中国の製造事情ですが、彼らにも伸び悩み といいますか、次なる課題が見えているらしい。 その次なる課題というのは、僕の本業に関わる部分ですのでここでお話 するわけにはいきませんが(感じわるいですか?)、 従来の日本的モノ作りの価値観と感覚では到底グローバルマーケットでは 太刀打ちできない、ということだけは確かですね。 談合主義的な農耕民族の我々日本人の感覚に対して、根っからの狩猟民族 である彼らとでは、比較することそのものが違うのだけれども、対応力と そのフレキシビリティに対してだけは、しっかりとマークしていかないと 井の中の蛙となりきってしまった今の遅延したマーケットから抜け出すこ とはおそらく不可能。 ガラパゴスという揶揄もすでにかなり聞き飽きた今、 どうやってオリジナリティと競争力を持って対応していくのか? それは、モノ作りに携わる、あるいは携わろうとするすべての人が、 本質的なモノとそのモノの存在し得る周辺環境すべてに配慮を行き渡らせて、 万物の共存共栄を根源的に追求した結果としてのクリエイティビティを 実現する。そんなイメージなのだろうと思うのです。 たった一度や二度の視察でどうのこうの言うつもりはありませんが、 少なくとも、現状を把握することから始めなければ、この遠く立ち遅れて しまった日本の製造環境の未来はないのではないかと、微力ながらアラームを 鳴らさせていただきたいと思います。 クリエイターの責任は重い。 「こんなモノがあってもいいかな?」的な差別化ベースのモノ作りは不要。 ヒトに必要とされないモノの存在自体が”悪”とされる時代は到来しています。 だけども、ヒトが人として物理的に地球上に存在している以上は、モノは 絶対的に必要なものなのです。 ヒトがソフトウェアやクラウドコンピューティング上で仮想生存ができない 以上、どうしたってモノは必要なのです。 であるならば、ヒトの生活文化に対して本質的に必要なモノとは何か? を、 とことん追求する思想のもとに生まれたプロダクトだけを提供し続ける。 これを追求することが、我々日本のモノ作り師たちに課せられた使命だと、 僕は思うのです。 小牟田啓博 株式会社Kom&Co.Design 代表/デザインプロデューサー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■取材・執筆・DTPデザイン・印刷物納品を行います! カラーズ(有) ■企業のユーザー事例、パンフレット、Webコンテンツなどの制作を行います。 ■お問い合わせはinfo@pdweb.jpまで。お待ちしています。■■■■■■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●データから知る日本のモノ作り2010 第4回:今、デザインの道具を考える・・・その2 今回は「今、デザインの道具を考える」をテーマにした2回目の集計結果です。 今回は皆様からのコメントのみの紹介です。 ※アンケート送信数236人/有効回答数18人(2010年6月18日締め切りで実施) ●質問 今後のデザインツールに求めることはなんですか(妄想可です) ・映写機付きPC。(匿名希望) ・3Dプリンタやラピッドプロトタイピングのようなモノには、まったく可能性 を感じないので、デザイン事務所でも使える、実素材が加工できるマシニング センタのようなマシンがあったら良いと思います。(浅岡肇) ・粉が出ないスチレンか、指で滑らかな線が出せる粘土。(酒井俊彦) ・Illustratorの3D化。(匿名希望) ・ヘッドマウントディスプレーなどを利用したブレインコンピュータインター フェイス。思った構想やアイデアを素早く具現化。(宮田典昭) ・公共サービス・共有化。あまりツールは持ちたくないと思っています。導入 もメンテに費やす時間がもったいないので。家にはプリンタ、スキャナもなく、 すべてキンコーズなどの外部サービスに頼っています。3Dプリンタなどのツー ルもそうした利便性のあるサービスの充実を期待しています。(吉田智哉) ・低価格のリアルタイムレンダラー。低価格の3Dプリンタ。(澄川伸一) ・すべて妄想です。PCやソフトはすべてクラウドコンピュータ化され、それ専 用のソフトではなく、RhinocerosやPhotoshopなどがデスクトップ並みに作業可 能な環境。iPadのようなクラウドコンピュータ専用端末。通勤時間などでも守 秘義務が守れて作業できる液晶画面。Rhinocerosなどもマウスではなく、タッ チパネル上で素早く作業。将来は脳内指示? (匿名希望) ・紙のような質感のディスプレイがほしい。ライトと反射などで、目が疲れま す。(原ななえ) ・ゆっくり、チャント、標準化、進化してほしい。(匿名希望) ・3D環境の、より直感的な操作インターフェイスが必要と思います。現在の3D モデリングは主にキーボードやマウスなど限られたインプットデバイスを利用 して作業を進めるので、アイデアを展開するためのツールとしては不十分と感 じることが。仮想イメージで、よりリアルな検証を可能とさせるため、例えば 手でクレイモデルを削りだすような、モックアップを作るようなインターフェ イス(手のタッチによる立体的操作など)を採用した、アイデアを広げ、展開 するためのツールとしての3D環境を求めています。(オーザックデザインスタ ッフ) ・Photoshopの自動レベル補正のような感じで、曲面を自動できれいに補正して くれるような機能があったらよいなと思います。(匿名希望) ・求めることはソフトの値段と売り方ですね。今後はテクノロジーも発達して ソフト自体の価格が安くなっていくでしょうが、そうなるとデザイナー側の人 件費も安く済んでしまうので、できればある一定の価格をキープしてほしいで す。デザイナーはある意味特殊な業種でもあるので、誰でも買える一般的なソ フトではなく専用ソフトとして確立してほしいです。でないと、先述の人件費 も含め、将来デザイナーは儲けられなくなります。(阿武優吉) ・現時点では妄想ですが・・・3Dデジタイジング機能付きクレイモデルのようなも の。現状、3Dデータ作成→RPで形状確認、という手順でかなり便利になってき ているとは思いますが、3Dデータ作成のフェーズがまだ直感的とは言い難い。 人の手で作った立体(クレイモデルのようなもの)がリアルタイムに3Dデータ 化され、逆に3Dデータをいじるとすぐ立体に反映されるようなシームレスなシ ステムが欲しい。(河原修治) ・デザイナーのツールとして、2D/3Dツールはすでに浸透した今、現場でのコ ミュニケーションが最も重要だと感じる。ツールとしては、異なるソフト間で のデータの互換性の問題など、デザイン側と製造現場の間でクリアすることが 必要だが、設備投資を製造現場のみに頼るのでは、この問題は一向に解決しな い。ツールや設備の面だけではなく、人財を含めた日本のモノ作り全体の方向 性が問われている。資源のない日本がこれからどう生きていくのか。モノ作り を通した国家的なデザイン戦略が必要である。(柴田映司) ・ファイルの汎用性を高めてほしい。バージョンが変わる度に開けなくなるの が面倒。(角南健夫) ・製造現場、共同開発者と連動し快適なテレワークを可能にするデザインツー ル。(井藤隆志) ご協力ありがとうございました。 (敬称略) ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●次回アンケートのお願い (省略しました) ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●「pdwebデザインコンペ2010」のご案内 「明日のカタチ、生きたカタチを求めて」 pdwebデザインコンペ2010は、読者によるデザインコンペです。 ○審査委員長・・・秋田道夫氏(プロダクトデザイナー) ○審査委員・・・倉方雅行氏、芝幹雄氏、中林鉄太郎氏、磯野梨影氏(プロダク トデザイナー) ○スケジュール 2010年 9月 1日(水):応募作品受付開始    10月31日(日):最終締切日 詳細は以下URLまでアクセス願います。 http://pdweb.jp/dsgncmp2010/ ////////////////////////////////////////////////////////////////////// ●編集後記 ○今回のアンケート、「今後のデザインツールに求めることはなんですか」に おける”妄想可”のご回答、大変興味深く拝見しました。妄想、夢はいつか現 実のものになっていくのかもしれませんね。(A) ○今年は毎日暑いので、水分摂取量が増えています。会社での最近のマイブー ムはAQUARIUS SPARKLING、炭酸入りスポーツドリンクですね。自宅では枝豆に キリンFREE。在宅作業も少なくないので、酔っ払わないようにノンアルコール ビールで。あと風呂上りにはガリガリ君でしょうか。子供ですね(笑)。(M) pdwebメールマガジンNo.04 2010年7月26日発行 2,000部配信 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   pdwebメールマガジン登録変更および解除のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※このメールに返信はできません。配信アドレスの変更や停止を希望される方は、 pdweb.jpのトップページ右側の登録フォームにて操作をお願いいたします。 http://pdweb.jp ┏…・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・…┓ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   編集・制作:pdweb.jp編集部   〒151-0071 東京都渋谷区本町1-20-2-909 カラーズ有限会社   お問合せ先 info@pdweb.jp   Copyright(C) Colors.,LTD. 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