product design WEB Design Competition 2009  
 
 写真:審査会の様子 pdwebデザインコンペ2009大賞発表! pdwebデザインコンペ2009 明日のカタチ、生きたカタチを求めて
 
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  受賞者からのコメント

■準大賞
小林達也・・・No48「YUTANPO DISH」

この度は、このような素晴らしい賞をいただきましてありがとうございます。今回の作品ですが、実際にテラスで食事をした時に感じたことから発展したものです。暖かい食事を食べられる喜びを、少しでも長く維持したい。そんなところから湯たんぽがイメージに浮かびました。「温度もご馳走」と総評にもありましたが、そういった目に見えないちょっとした喜びを提供しようと思ったのです。来年は、もう1つ上の席に座れるよう、「驚き」を用意できればと思います。

木村友昭・・・No64「wall clock〜太陽と月」

今回、準大賞をいただけたことを大変嬉しく思います。このコンペの悩みどころは「自由」なところで、日頃からいろんな題材を見つけ、自分ならどうするかを考えるという基本が大切だと改めて感じました。作品では「変わりゆく空の美しさ」や「時が持っている価値」にどうやって人を振り向かせるかが本質のテーマでした。この時計を通じて本物の空を見上げるような、ささやかな豊かさに繋がればと思います。ありがとうございました。

■U22賞
■優秀賞
○アプリクラフト賞
立石善紀・・・No19「modan KOTATSU」

この度は、2つの素晴らしい賞をいただきましたこと、非常に嬉しく思います。私は生活の中で日々、デザインを見つめ直すことを心掛けています。今回のmodan KOTATSUも、自分の生活の中で家族や友達とこたつを使っている時に自然と出てきたアイデアでした。また、人と人を繋ぐプロダクトを作ることが私のモットーなので、その思いがこの作品で伝えられたことが受賞で一番嬉しかったことです。また、突っ込みどころ満載であるというご指摘は、社会に出ていく私への警告のように思えて、非常に良いアドバイスをいただけたと感じております。この場とこの賞を私の励みにこれからも活動していきます。ありがとうございました。

■優秀賞
○ソリッドワークス・ジャパン賞
那須雅人・・・No65「TABLET CASE」

2年連続で同じ賞をいただいたことを深く考えています。デザインと言う言葉の語源は設計です。私はデザイナーに留まらず、技術者・発明家でも在りたいです。作られた当初は革新的で驚きをもって迎え入れられ、時が経つにつれ当たり前の存在になる。そんなモノを概念と経験則の統合から造り出す事が理想です。今回その思想をかなり反映したデザインをご評価いただき、ありがたく思っております。

○オートデスク賞
稗田敬嗣・・・No01「Dino SPR」

この度は、入選 並びにオートデスク賞に選定いただきありがとうございます。多くの作品の中からDinoを選んでいただいたことは、恐縮しながらも少々舞い上がっている自分を感じております。なぜなら私は、世間一般で言う’工業デザイナー’ではありません。明らかにエンジニア側の人間です。普段は、航空関連の設計を業務としております。航空機やジェットエンジンには3次元曲面を持つ部分が存在します。さまざまな条件をクリアしつつ、流体を制御し’力’に変えるという目的を突き詰めた曲面です。その曲面はデザイン的に見ても良いのでは? と感じておりました。今回の「Dino SPR」は、ダウンヒル車において、ある程度スルーされていると思われる条件に対処した場合、どのような形が理想か? を突き詰めてみました。設計を進めた結果、出来ていく曲面はやはりデザイン的に見ても良い! と感じました。オートデスク一之瀬様からも美しいとコメントをいただき、同様に感じていただいたことがとても嬉しく、デザイナーではない私は舞い上がってしまったのです。

○シンク・スリー賞
○3DDS賞
星 剣一・・・No28「Oval Chair」
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▲3DDS賞( http://www.3dds.jp/ )によるモデル出力(クリックで拡大)

まず、2つの優秀賞をいただけたことに安堵しました。と同時に、大変恐縮する思いでいっぱいです。近代以降、多くの著名な椅子がデザインされました。それらは建築家の手によるものも少なくありません。建築家にとって椅子は、壁や柱のように、建物を構成する重要な要素の1つなのかもしれません。そして、彼らのもっている構造体への深い理解と洞察が、多くの傑作を生み出した要因であることは、自明の理といえます。そこで、今回デザインする椅子に、建造物の構造様式を取り入れるという試みは、ごく当然な思いつきでした。とりわけ、応力構造の芸術ともいえる、橋の構造にヒントを得ました。外枠と内枠を梁で連結し、椅子全体の反発・復元力によって、荷重に耐える構造です。背面のグラフィックスは、橋の上部構造物に見られる形をモチーフとしました。「Oval Chair」はプラスチックチェアの美点である、高い可塑性と、弱点である剛性を両立させる、1つの解答として提示したつもりです。いかがだったでしょう、楽しめたのではないでしょうか。

○シンク・スリー特別賞
南 和宏・・・No68「Arrow cutter」

この度は、賞をいただきましたことを大変嬉しく思います。ありがとうございます。公開形式のコンペティションであり、すべての作品を見ることができるということで、自分の作品をより客観的に見ることができ、沢山の反省点を見つけることができました。この受賞及び反省を次に活かして頑張りたいと思います。

○DICO賞
岩田賢二・・・No41「corn」
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▲DICO賞( http://www.di-co.jp/ )によるモデル出力(Zプリンタ650で造型) (クリックで拡大)

初めに、今年もこのような素晴らしいコンペを開催していただいたことに深く感謝いたします。そして、自身の作品が審査員の方々の目に留まり、賞をいただけたことを誇りに思います。今回のコンペは、製作環境や作品等が公開されるということもあり、作品だけでなく、人との繋がりも持てたらと、HP作成にも同時に挑戦していきました。作品の「corn」だけでなく、自身のコンセプトや今を見直す良い機会でした。本当にありがとうございました。

 
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