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pdweb.jp編集後記
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●先日メーカーの設計の方から記念品として作成中のグラスの写真が届きました。それを見てわたしは「実物」がすでに出来たと思ってお聞きしたら、それは3Dソフトを使ったレンダリングと聞いてびっくり。もうここまで技術が来ているんだなあとその進歩に対して感慨もありましたが、「絵が描ける」というぐらいではデザイナーというのもおこがましい時代になったと改めて感じました。デザイナーにとっての3Dソフトの効用は「頭の中に絵が明確に描ける」ようになったことかと思います。暗算の名手は「頭の中にそろばん」をイメージするそうですが、わたしは頭の中で「いろんなカタチのそろばん」をイメージ出来るところがミソかと思います。(アキタ)
●金沢で文具系のトークショーを行った。確か3回目となる訪問である。その翌日、あいにくの雨模様となったが、街をDreamSlideで回り、無料開園期間だった兼六園や昔ながらの商店街、路地にひそむユニークな古書店などを堪能。その途中で、まだ市販されていないものの、これはというモバイルアイテム(ヒント:木工品)に出会った。ゆくゆくはモバイルデザインのコーナーで紹介するつもりなので、お楽しみに。(K.O.)
●新年度が始まると、数々の催事開催の知らせが舞い込む。個展やグループ展、ギャラリーの企画展。そんな中に、百貨店で催される面白い展示の案内があった。50年以上も世界中で愛されている、着せ替え人形のバービーの催し物。それも、彼女のコスチュームの展覧会、「モードオブバービー展」。プロダクトデザインを生業としている立場で思うと、数ある量産製品の中で同じプロダクトといっても、このような着せ替え人形は特別なポジションにいるような気がする。物の擬人化の究極と言う意味で、身体のディテールの変更はあったにせよ、基本形は発売以来コンセプトを維持し、その時代のモードを取り入れつつ、コスチュームを含めた周辺商品は、強く時代を反映している。世代、時代を超えた多くのファン同士が、1つのモノを通して語りあえるブランディング。そうしたモノ作りを目指したい。(くらまさ)
●先月に続き中国の話題になるが、今、東莞(トンガン)のホテルでこれを書いている。昨日上海から深?経由で入り、金型工場から戻ってきたばかり。上海は6年ぶりだったが、その活気にさほど衰えを感じなかったのだが、ここ東莞にやってきて「あれ」と感じた。10年前の勢いから想像するほど変わっていない。しかもこの地域特有の困るぐらい元気な中国人に会わない。社長はレクサスに乗っているが、おとなしく控え目、工場は綺麗になったが、隣には廃墟となった巨大な工場もある。やはり中国はバブルの仕舞を静かに付けようとしているのだろうか。(芝)
●4月は慌ただしい。学校関連と社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)が新年度の活動スタートとなるからだ。加えて今年は、JIDA創立60周年の節目となる年でもあり、記念事業の仕込みも重なってきた。記念事業の方のサポートをしつつ改めて1952年にスタートを切ったJIDAの歩みを見る。日本のモノ作りの履歴と呼応してきたJIDA活動。人でいえば還暦。第1章から第2章へ切り替わる…変化の年になりそうだ。(ナカバヤシ)
●プラスのハサミ「フィットカットカーブ」とか、コクヨのスタンプのり「ドットライナースタンプ」、タイムタイマーのカウントダウンタイマー「タイムタイマー」といった、従来のインターフェイスを大幅に変えた製品を見ると、無性に興奮する。そして、最近は、そういう製品が増えてきたような気がして、とてもワクワクしている。(納富)
●今年のG.W.は最大9連休! ということで、私は相棒とともに、のんびり車で北陸の旅へ。車で旅するときは、いつもだいたいの行き先だけを決め、気に入ったところで車中泊したり宿をとったり。とりあえず、現代アートと輪島塗り、雄大な自然と日本海の幸だけは、必ずや、直にじっくり味わってきたいと思います。(野々村)
●「pdwebデザインコンペ2012」の告知を行いました。今年から「デザイナーと産地を直結するデザインコンペ」をコンセプトに、より現場に近いコンペにしていければと考えています。応募作品が審査員企業の厳しい評価をクリアできれば、そのまま製品化も夢ではありません。その分、自分の想い以上に、バイヤーの売れるか売れないかの評価、ユーザーの満足度を意識しなければならないと思います。素材を生かしたデザインの斬新さ、成型のしやすさ、安全性など、実は敷居がグンと上がったコンペとなりますが、皆様からの力作をお待ちしています!(森屋)
●先月に発売された号をもって「Real Design」誌が休刊になった。丁寧なことに、わたしの記事がなかったにも関わらず最終号を編集の方が送って下さった。今年はじめ「デザイナーの可能性」という真摯な特集を組まれてその志を感じていたし、コンビニでも買えるデザイン誌としての存在も貴重だった。さらにいえば若いデザイナーの作品が紹介されるチャンスが一つ減ったことも残念でしょうがない。かたちを変えてまた発刊されることを待っています。(アキタ)
●新書の執筆で、新型iPadの予約が3月12日から始まっていたことを知らずにおり、15日に予約したところ、最初のロットは完売状態。しかし、翌17日には入荷して事なきを得た。新書はアスキー新書より4月10日発売の「アップルの未来」(http://tinyurl.com/83hydez)。ジョブズ後のアップルの戦略と見通しを分析し、初の試みとして全編をiPad上でまとめてみた。ぜひ、ご一読されたし。(K.O.)
●大学での卒業式と入学式の間には、さまざまな年度切り替わりの雑務がある。卒制展運営委員の引き継ぎや新入生を迎えるためのクラス編制など。そんな時、ゼミの学生たちが自主的に1年間使ったゼミ室の大掃除をはじめていた。廊下に高く積み上げられた粗大ゴミや既卒生の忘れ物など。久しぶりに教室の広い床を拝むことができた。一段落した頃合いで、1人の学生のために彼らがサプライズで誕生祝いのクラッカーをならし、ケーキをカットしていた。3年生と4年生の新旧入れ替えの儀式のようにもうつる。窓から見える桜の木の莟はまだ柔らかくなっていない様子。新年度には、桜を愛でる会を予定しているのだが。(くらまさ)
●知り合いのデザイナーが突然中国から帰国した。彼は中国の大手家電メーカーにデザインマネジャーとして雇われていたのだが、契約期間をまだ1年残しての一方的な解雇だった。彼によると、今中国はインフレで大変なことになっているそうで、物価は週に2回のペースで上がり続けているそうで、経営サイドの社員に対する締め付けも相当なものだったと言う。ところが日本にはそれほど深刻な状況として伝わってきていない。これはどういうことなのか。富裕層はこのインフレに乗じて荒稼ぎをしているとも聞く。だから日本の経済にとってはさほど影響が無いということなのか。いずれにしても中国にかかわるビジネスになんらかの影響が出てくるのではないだろうか。(芝)
●「変わった」と思える物事は何がどう変わったのか…まで見なければ見誤る。「大きく変わった」と見える物事でも、現象としては道具が変わっただけで意味や本質が変わっていないことは意外に多いし、「変わってない」と見える物事でも、その人に取っての意味付けにおいては大きく変化していたりする。国や地域が変われば、仮に道具や意味が同じであったとしても使われ方が違うことがある。多様性の中でのデザインの在り様について考える。(ナカバヤシ)
●ハサミ3000年の歴史を変える革新的な製品なのに思ったほど騒がれないプラスの「フィットカットカーブ」や、スタートボタンもストップボタンもないインターフェイスが凄いけれど、知名度が低いカウントダウンタイマーの傑作「タイムタイマー」などを手に入れてニヤニヤする春。可動する仏像「リボルテックタケヤ」にも感動。(納富)
●ひと月遅れの梅も満開の盛りをようやく越えて、木蓮とコブシの白い花がちらほらと咲き始めた。庭先のパンジーやプリムラも色とりどりの花びらをを次々に開かせる。春は出会いと別れの季節と言うけれども、今年は何かと身近な人との別れの挨拶を交わすことが多かった。桜が満開になる頃には気の置けない友人たちといつものように、心置きなく芝生の上でのんびりと過ごしていたいと思う。(野々村)
●pdwebでは今年も「pdwebデザインコンペ2012」を開催いたします。今年から日本各地の産地の現場とデザイナーを直結する新コンセプトでの開催となります。詳細は4月下旬か5月のGW明けには告知できる予定です。もうしばらくお待ちください。(森屋)
●わたしは長い間「筆記具難民」状態にある。ずっと使っていたボールぺんてるの「太字」が製造されなくなって、それ以来「絵を描くボールペン」 の決定版が見いだせないでいる。わたしは中学生の後半にはすでに鉛筆からボールペンに移行してあまりシャープペンシルは馴染まなかった。たぶんそれは筆圧の関係だと思う。ボールぺんてるの太字は「ペンが描いてくれる」感じがした。あの時代を超越した緑色のシャトルに乗って絵の世界に飛び込む感じだった。ロマンチック。おなじボールぺんてるでも細字だと急に推力がなくなって「絵の壁」を越えられないというなんとも微妙な世界だ。 今はiPadのお絵描きソフトでお茶を濁してはいるけれどボールぺんてる太字の再登場を願っている。(アキタ)
●2月は、そのほとんどを書籍の執筆に費やした。アスキー新書より4月発売予定で、ポスト・ジョブズ時代のアップルについて書いているので、乞うご期待。(K.O.)
●多くの美術デザイン系学校の卒業制作展が、1月の終わり頃から3月の半ばくらいまで、あちこちで開催されている。特にこの時期は学校主催ではない、学科や専攻または有志グループなど専門領域での学外展示も多く、的を絞って見学するにはとてもありがたい。私のゼミの3年生有志もそうしたお披露目をしてみたいということで、私も会場手配など裏方仕事を影で支えた。単位を取得することに夢中になっている昨今の学生に比べると、なんら成績とは関係ないところで自分たちの力で何かを成し遂げようとする姿勢は、とても嬉しく感じる。春休みの今も毎日のように遅くまでゼミ室で作業に没頭している姿を見ていて、とても微笑ましく嬉しく思う。さてそのあとの、できばえだけは心配ではあるのだが。(くらまさ)
●今月初め、浜松で浜松メッセが開催された。訳あって毎年出展している。浜松を中心とした中小企業が主な出展者である。今どこの中小企業も逆風の真っただ中のようで、みんな売り込みに必死であった。私はと言うと、ちょっと場違いなこともあり、いつもやや引き気味に会場を見ている。そうすると、この会社の技術とこの会社の技術をくっつければ何かできそうと思うものがいくつか見えてくる。しかし、みんな自分を売り込むのに気を取られ過ぎているのか、そういう化学反応が起こる様子は見て取れない。ただ単にブース展示するだけが見本市ではないと思うのだが、日本の中小企業は視野が狭いのだろうか、少し残念である。(芝)
●「ローカリゼーション」をテーマにした活動をスタートして今月で3年目に突入した。事業領域からクリエイティブ領域への橋渡しを問題意識の根幹に持ちながら、海外展開を進める上で直面する異文化理解についてのアプローチについて考え、ワークショップやセミナーの開催し、人的なネットワークも広げてきた。今年度は同テーマをデザインに引き寄せながら「かたち」の問題に落しつつ掘り下げていく…という活動に入っていこうと考えている。(ナカバヤシ)
●楽器、特にエレキギターとシンセサイザーは何故かプロダクトデザインの領域外にあって、しかしデザインされるのを待っているような気がする。同じように、電子書籍のレイアウトも、何となくWebデザインの延長でしかなくて、見逃されてる。それらは、もしかしたら従来の「デザイン」の範囲外にあるのかも知れないと思った。それにつけてもApche IIが欲しい。(納富)
●我が家のインテリア、食器類は日本製と北欧製がほとんど。木の手触りやシンプルかつ温もりを感じられるデザインが好きなので、自然とそうなってしまったのです。そしてつい先日、飛騨産業「森のことば」シリーズの楢材ソファとローテーブルの購入に踏み切りました。ソファの座面は通常のものより若干低めなので、ソファを背もたれにしつつ床に座ったり寝そべったりするという、日本の畳文化の動作へもスムーズに移行できます(お家は全面フローリングだけど…)。LE KLINTとの照明とも相性抜群で、帰るたびに幸せを感じる今日この頃であります。(野々村)
●Baby Blossom(AKB48)の前田敦子が新曲で銀のグレッチ(Gretsch G5236T)を持ったとき、ああ、これはスタイリストのセンスというか、デザインの勝利だなと思った。ある環境にあるモノを置いたときの化学反応ですね。平たく言うとアイドルバンドがグレッチ? という違和感なのだが、あのグレッチが輝くシチュエーションはなかなか難しい。少なくともおじさんギタリストが持っても決まらないだろう。それと、高橋みなみの赤のムスタングも可愛いし、ソロでオクターブ奏法を使っていることはもっと注目してあげたい。(森屋)
●先日、クライアントである信号電材の社長から創設者が信号機の会社を起こしたのは50歳前で、部品メーカーとして長年かけてやっと成功をおさめかけていたにもかかわらず、それを捨てて納品先である信号機メーカーのライバルに名乗りをあげたという話を伺った。また会社の存亡がかかった新しい機能を開発しはじめた時すでに60歳に手が届いていたそうだ。世間で言われる人生の物差しを覆すエピソードだった。自らの可能性を自から幕を下ろしてはいけない。「これまではこれからの準備期間」。もうすぐ60歳に手が届くわたしの気持ちである。(アキタ)
●海上の神社として知られる厳島神社は、元々、周囲が陸だったところを、平清盛の命で今の形にしたものという。それは大陸からの使者などが瀬戸内海を船で通る際に、驚きを与えるための演出だった。その土木技術も驚異的だが、考えてみると、清盛にはスティーブ・ジョブズ的な才覚があったのかもしれない。(K.O.)
●1月を終えて、本当の意味で春の訪れを感じる節分の頃、気分もわくわくとして、新年度の準備も何となく気になりだす。そして新旧入れ替わり、身の回りに新しいものが少しずつ増えてくる。子供の頃、大人の使っている道具に憧れたものだ。腕時計や万年筆、革の手帳など、自分が生活する範囲ではほとんど使うシーンがないものだけに、大人の証の様に羨望視していたものだ。そして就職や入学祝いには、ある種の儀式的贈り物として、それらが選ばれていたような気がする。ところで先日、アップルがiPadを利用した教育システムビジネスに参入すると発表した。幼少の頃から手軽に膨大な新旧の情報があの1枚ですんでしまうことや、デジタル機器を日常的に触れる点など、教育ハードの仕組みが大きく変わろうとしている。おそらく、彼らの通学鞄の中にはiPadに携帯電話、もしかしたらポケットWi-Fiも入っているかもしれない。そんな子供たち、いまの大人たちの持ち物の何に憧れるのだろうか? (くらまさ)
●今年でSHIFTを立ち上げて6年目になる。今では自身の仕事のほとんどが手術用機器関係である。目標としていたわけではなく、ただ自然とそうなってしまった。臓器を手にとっての実験など、普通では経験できないことも今では当たり前になり、調べる文献も機械より医学の比率が増えた。振り返るとずいぶん奥深くまでこの世界に足を踏み入れたことに気づく。今、日本の社会は厳しい情勢の中で必要ないものをどんどん切り捨てようとしているかのようである。であれば、必要とされる場所があることに感謝して、メディカル・デザインというこの道を迷わず進もうと思う。(芝)
●1月21日に放映された「世界一受けたい授業」(日本テレビ)に出演した。国民性統計学…とキャッチコピーが付き、共著の『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか(日経BP社)』でテーマにしているローカリゼーションの観点が取上げられた。分かりやすい事例に注力し学校での授業を模した番組のプログラムに組み込まれた。放映後の各方面からのリアクションを受け、ゴールデンタイムのバラエティということから、さまざまな層の方に見ていただけたことを実感するに至る貴重な経験だった。(ナカバヤシ)
●歌川国芳展で買ったボールペンやクリアファイルが、安価な上に、文房具として高品質だった。ボールペンなんて、ラバーグリップがついていて、書き味はしごく滑らか。文房具好きの友人に見せると、その書き味に驚くほど。実際、最近の文房具の品質の高さは驚くほどなのだけど、現在の「文房具ブーム」と呼ばれる現象は、そんな文具メーカーの努力とは無関係に起こっているようで、ちょっと悲しい。(納富)
●ようやく書籍「デザイナーズFILE 2012」の原稿をすべて入稿! 昨年の震災、災害、不況の中、日本のモノ作りに携わるデザイナーの方々101組の渾身の作品の数々が、一挙掲載されています。表紙も昨年度版を踏襲しつつも、あれっ? と目を引くデザイン。全国有名書店やアマゾンで、2月中旬以降に購入できますので、是非みなさんお手に取ってみてくださいね!(野々村)
●プロダクトデザイナーの年鑑ガイドブック「デザイナーズFILE 2012」は2月中旬以降に発売予定です。詳細は近々にpdwebで紹介いたします。もうしばらくお待ちください。
ところで先日、自宅の机の足元が冷えるので、小型のファンヒーターを購入しました。家電量販店で5,000円以下の製品群をあれこれ探しましたが、デザイン的にはどれももう1つでした(購入した製品も)。こういった日用品の中には”デザイン”が行き渡っていないジャンルは実はたくさんありそうです。実用品、日用品はデザインされていなくても売れるのでしょうが、ちょっとしたモノがさりげなくかっこいいと、美意識の底上げになるのではないかなと思った寒い冬の1日でした。(森屋)
●2011年という筆舌に尽くせない過酷な1年をどう振り返ろうかとためらって筆が進まない時にまたおおきなニュースが飛び込んできた。
柳宗理さんが12月25日に亡くなられた。かつてpdwebで連載していた「ブックレビュー」の1回目に取り上げさせていただいたのが、柳宗理さんの「エッセー集」だった。2003年6月柳さん88歳の誕生日に刊行されたそうで、文章をまとめた本は初めてだったそうだ。1年ほどしてある信託銀行が発行している広報誌から柳さんのカトラリーについてのコラムを書いて欲しいという依頼がきたのだ。「エッセー集」の編集担当者の方が、コラムの書き手としてわたしを推薦してくれたそうだ。たぶんわたしが書いたブックレビュー読んでくれたんだと思っている。わたしはコラムの中で柳デザインをこう表現した。「自ら使う為につくられた民藝の中にあった『良さ』を束ねて安価な値段で多くの人々に提供したデザイナー」だと。一度もお会いすることはありませんでしたが、柳さんはわたしの先生です。(アキタ)
●このところ、故スティーブ・ジョブズ関連の記事・書籍執筆で手一杯だったが、一段落したところでアウトドアで焚き火忘年会を決行。携帯に便利な折りたたみ式焼き網を自作するなど、久々に手を動かす楽しいひとときを過ごした。(K.O.)
●2011年は未曾有の災害に見舞われた。とても悲しい出来事が、年の最初の頃に起こったのだから、みんなの気持ちが萎縮するもの仕方がない。そんな1年でも、明るいニュースがいくつかあった。サッカーのなでしこジャパンがワールドカップで優勝し、体操界では内村航平選手らが良い成績をおさめるなど、団体競技などでの活躍がめざましかった。2011年を語る漢字の「絆」も、そうした災害から学んだ人々のつながりで未来を明るくしたいという気持ちを象徴するものだろう。そこで、1年を「年度」で区切ってみたとしたら、先の災害は2010年度のこと。今年度はまだ終わっていないのだから、明るいニュースがもっともっと起こりうる時間がまだ3ヶ月も残っている。(くらまさ)
●日本で暮らしていれば「カレー」という語がどんな料理なのかをイメージすることは容易い。とはいえ個人の好みのカレーとなると、これはもう一様ではない。味付けや辛さを「傾向」として言う人や「ここのカレーしかカレーと認めない…」という意見の人など、結果的に「カレーごとの差異」に終始してしまうことが想像できる。一方、料理を作る方では、メインの材料が同じであったとしてもプロセスやスパイスの使い方でまったく異なるカレーができあがり、そういう一皿はおのずと「食べる人」を選んでしまう。デザインやモノ作りに置き換えるとどうだろう?…などと考える年越しです。(ナカバヤシ)
●T.MBHのiPhoneカバーを使っているのだけど、その完成度の高さと、モノとしての満足度の高さに感心し続けている。クロコダイルの皮をプラスチックのカバーに貼り付けた製品だが、その貼り付けに使われている技術の高さが、そのまま使い勝手に通じていることがすごいと思うのだ。(納富)
●今年はあっという間の1年だった。先日初めて参加した「連句」の会で、二句目に採用された七・七の長句、「流るる年の 足音(あおと)駆けゆく」は日々の実感。宮沢賢治のいうところの「ほんとうの幸い」が、みなさんの心に訪れますように。2012年もどうぞよろしくお願いいたします。(野々村)
●2012年がスタートしました。天下太平、無病息災、家内安全、商売繁盛。願いはこの4つの四文字熟語にすべて含まれます。
さて、今年のpdwebは、「Pro to Pro」というpdwebのコンセプトの原点を見つめ直し、ヒット商品からニッチなプロダクトまで、さまざまなモノ作りに関わるデザイナー、プランナー、エンジニアのみなさまの声をなるべくたくさん載せていきます。「隣はどうなの?」。そんな読者の疑問に応えるべく、ICレコーダーとカメラを持って、あちこちお邪魔します。客観的かつグルーバルな視点から業界を横断する情報を提供するのがメディアの仕事です。今年も読者のみなさまに、「面白くて役に立つ」コンテンツを発信していければと思っています。(森屋)
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